検察審査会制度の見直しよりも、まず検証を。
産経新聞ともあろう高名な新聞社が、小沢裁判で「無罪」判決が出れば検察審査会の見直しを迫られるだろう、とはおかしな論理を立てるものだ。
検察審査会の見直しではなく、小沢氏を強制起訴した東京地裁第五検審会の検証をすべきではないだろうか。
時恰も森議員や東議員などが140人にも上る与野党国会議員の署名を集めて、横路衆議院議員に検察審査会の実態解明を「秘密会にしてでも」解明すべきと特別委員会の設置を申し出た。やっと国会議員が国民の負託を受けた国権の最高機関としての面目躍如の働きを起こすようだ。遅ればせながら、望ましい動きだと思う。
まず第五検審会の存在から確認しなければならない。そして小沢氏に関して審査・議決した委員の存在を確認し、委員選考の過程も検証しなければならない。そして審査委員会の開催日時と回数も検証しどのような過程から強制起訴となったのかも併せて検証しなければならない。