田中氏は可哀相だが防衛に関して素人以下の認識で政治家をやっていることすら不見識だ。
人が良いだけで選挙に通ったのだろうか。田中氏は防衛に関して全くの素人というよりも、関心すらなかったようだ。米国が陸上兵力を削減して海軍と空軍へ特化しているのは周知の事実だ。対中国の布陣にしても制海権と制空権を堅持して中国を東シナ海に封じ込めようとする戦略なのは明白だし、日本の国会議員でこの程度のイロハすら知らない人がいようとは思わなかった。
防衛官僚による大臣レクチャーの限度を超えた基礎知識の欠如に唖然とするしかない。そもそも政治家を志して以来田中氏はどのような研鑽を積んできたのだろうか。最低でも全国紙を数紙は購読してこなかったのだろうか。田中氏は昨日や今日、国会議員になったわけではない。人は良さそうだが、政治は人が良いだけでは勤まらない。田中氏に米国と辺野古沖移設基地問題で沖縄県民の意志を代表して話し合ってもらうことは到底期待できない。
人には資質というものがある。それに努力が積み上がって、一人前の大人になれる。努力を積まなければ単なる大きな子供ということだ。