国民にとって最悪の事態となった。
70日延長を民主党等の与党は自公の反対にもかかわらず強行採決して決めた。これで国会は機能不全に陥ることが決定的となった。菅氏の頭には自分が首相として一日も長く政権の座にあることしかないようだ。
大手マスコミは少しは反省しているのだろうか。昨年9/14の民主党代表選で「首相をコロコロ代えるのはいかがなものか」という理由だけで大手マスコミは小沢氏を貶め菅氏を応援した。その結果が今日のこの政治空白だ。
元々、菅氏は政治的にスッカラカンの空白だった。理念も哲学も何もない、浮草稼業で旨味に食らいついてきただけの日和見政治家だった。そのため市民運動家が官僚下請け政治家へ変貌するのに時間はかからなかった。鳩山氏が官僚たちの謀略によりニッチモサッチモいかなくなり退陣する様を見て、官僚に抱きつき丸投げする政権運営を学び取った。
2+2が米国で話し合われ、辺野古沖移設V字型滑走路を再確認した。実に愚かなセレモニーだ。公有水面埋立には現地自治体の同意が必要だが、沖縄県知事をはじめ議会はそうした環境にない。つまり日本の法体系から到底できないことは判明している。それでも官僚たちはスッカラ菅の閣僚たちの尻を叩いてセレモニーに出席させた。能天気な北沢氏はまだしも、伊藤博文の孫に当たる外相は堂々たる家系に傷をつけてしまった。自立自尊を忘れた愚かな孫として先祖の墓の前で土下座して詫びることだ。
幸いにして参議院は過半数を愚かな菅氏の政策変更により失っている。衆議院も2/3を確保していない。これで菅政権が立ち往生するのは確定した。自身の延命だけを考えて妥協も譲歩もしなかった首相の結末が見えてきた。センチン詰になって頓死するまで、しばし被災地は復興が遅れるがそれも仕方ない。大手マスコミの「コロコロ代わるのは良くない」というバカな論理から首相の座に就いた男がいかに無能で愚かな男か、大手マスコミのバカ連中にも少しは解っただろう。これからは小沢氏を担ぐことだ。そうすればこの国は少しはましになる。