「電事連」に安全基準を決めてもらって、何のおまじないになるのか。
東電が当初から福島第一発電所一号機のみならず2号機と3号機もメルトダウンしていたのを明らかにした。それで高濃度の放射能がダダ漏れだったのだ。
そうした事実を知った上で原発の立地する知事が原発安全性の新基準を示せと電力会社に要求しているようだが、それが何の御呪いになるのだろうか。ハリーポッターの呪文ほどの役目も果たさないだろう。
原発に否定的だった学者の助言を聞く方が遥かに有益ではないだろうか。本当に県民の安全を考えるのなら一度原発のすべてを停止して、じっくりと安全基準を原発反対派の学者に作ってもらうことだ。
電事連の御用学者がいかにいかがわしいか、この度の原発事故で明らかになっただろうし、電力会社の決定的な隠蔽体質も良く分かっただろう。
想定外が起こったからには官僚とその手下たちの言い分も疑うことだ。これからでも遅くはない、まずは原発を止めることだ。それからじっくりと検証しなければならないだろう。