大手マスコミは増税賛成の大合唱だが、
災害復興財源として、大手マスコミは増税賛成の大合唱だ。92兆円にも水膨れしたままの歳出を放置して、さらに災害復旧分を増税でさらに歳出予算を膨らますというのだ。これなら何も優秀な官僚は必要ない。足し算のできる小学生が官庁に座っていても出来る仕事だ。
それでなくても自民党政権下の予算に民主党マニフェストを上乗せしただけの、官僚利権には一寸たりとも切り込まない予算で92兆円まで水膨れしていたというのに、だ。なぜ政治主導というのなら官僚の天下り先利権の温床たる離れを整理してこなかったのだろうか。何事も改革は「エイ、ヤッ」とやらなければ何もできない。官僚がサボタージュをすればクビにすれば良い。それだけの覚悟を持って臨まないから舐められ、小細工の意地悪をされるのだ。
断じて増税すべきではない。このデフレ下の円高圧力のまだ消え去っていない経済環境下で増税に踏み切れば、ハゲ鷹ファンドは「円は財政規律を守っている」とみなして投機対象にするだろう。明治以来、この国は貿易立国だ。その輸出が現在放射能の風評被害で縮小しているというのに、さらに円高に見舞われれば打撃を受けるのは明らかだ。
むしろ米国債を売り払い、対外投資を担保として円を増刷することだ。それで多少は円安になっても、金融を緩和し続ければよい。官僚報酬や共済年金の減額圧力を復興財源のない今こそ使わないでどうするのだろうか。とうとうスッカラ菅氏は官僚に籠絡されて官僚の作文を読むだけのロボットになったようだ。そして大手マスコミは増税と電気料値上げで広告代をせしめれば良いと考えているのだろう。