出来もしない辺野古沖移設案を固めても無意味なだけでなく、地元への威圧だ。
いかに日本政府といえども、米国海兵隊といえども、法治国家日本で公有水面埋め立てを行うには地元の同意が必要だ。超法規的に武力で脅して海を奪い取るのなら別だが、そうした無法がこの国で行われないように日本政府があり自衛隊があり、同盟国米国の軍が駐留している。
菅政府はどっちに顔を向けて政治をやっているのだろうか。自民党が十年かけて辺野古沖を無理やり認めさせていたから再び出来ると思うのは間違いだ。いかに「特別枠の補助金」を目の前に積まれようと、沖縄県民は認めないだろう。
菅政府は米国に対して「済まないが辺野古沖移設は諦めてグアムへ移設してくれ。約束違反だというのなら、済まないが日米安保条約は破棄しよう」と言ってみれば良い。果たして米国はさっさと引き上げるか。