国会議員は司法当局と行政当局の下請けなのか。
まともな判断も示さないで、検審起訴というネットでは冤罪が常識となっている事柄で、国会議員は「党員資格停止」処分を行うという。馬鹿げたことをしているという自覚もない、愚かな連中の集まりだと断じるしかない。そうした連中では政治主導の政治の実現は望むだけ無駄というもので、菅氏の官僚抱き付きの政権運営も「むべなるかな」と思うしかない。
国会議員が国会議員として、国民から選ばれてあるという自覚と矜持を失えば、行政の実務家としても司法の実務家としてもヒヨコ程度の存在でしかないだけだ。
普通の国民が選挙により選ばれて国会議員となり、国民の負託に応えるには司法当局や行政当局と「物分りの良さ」を排除してとことんやり合うしかない。そうでなければ専門家たる行政官僚や司法官僚と理屈でやりあっても適当にあしらわれるだけだ。
菅氏や仙谷氏は官僚たちの「ズルイ叡智」に圧倒されて兜を脱いだのだろう。慇懃無礼な官僚は怒鳴り散らして大臣の人事権を奮えば良いのだ。2,3度事務次官の首を飛ばせば少しは大人しくなるはずだ。何を怖れて彼らの言うがままになるのだ。国会議員は選挙という大きな関門を通っている。官僚は最初の就職試験を通ったに過ぎない。そこを勘違いしてはならないのだが、菅氏たちはすっかり毒気を抜かれて「借りてきた猫のよう」に大人しくなってしまった。もはや国民のための政治家としては役立たずだ。
小沢氏を処分するよりも、小沢氏と菅氏を交代させる方がよほど国民のためだ。検審起訴という馬鹿げたレトリックに政治家仲間の首を差し出さないことだ。