数もだが、資質も大いに問題だ。
議員数を問題にするよりも、横浜開港150周年記念行事の莫大な赤字を計上した収支決算に関して責任の所在を明確にしない議会が問題ではないだろうか。
中田氏はその当時の市長として行事を統括した責任者としてどのような説明を横浜市民に行ったのだろうか。
浮世離れしているのは首長だけでなく、地方議会でも顕著だ。資質に疑問を呈する人物がバッジを付けている事態に直面することがしばしばある。なぜこんな人が当選したのか、と首をひねるが、当選しているのだから仕方ない。歴然としたバッジを付けた議員なのだ。
選挙民の資質が大いに災いしていると思うしかない。たとえ人数を減じても、資質のない人物が選別されない選挙では愚行の繰り返しではないかと諦めざるを得ない。
民主主義では政治家のレベルは国民のレベルを超えない、という箴言がある。この国の政治家が小粒になり小物ばかりになったのも、国民がその程度の国民に成り下がったのだという証明かも知れない。