岡田幹事長はジコチューだ。
小沢氏の件に関しては検審起訴でも起訴だから処分しなければならないが、同一党に属していて会派を分けるのは適当でないというのは合点がいかない。
小沢氏の検審起訴は起訴は起訴でも「法と証拠」に基づく起訴ではなく、「怪しいと思うから、裁判で白黒つけてみたら」という起訴だ。刑事訴訟法ではあってはならない起訴要件にもかかわらず、最高裁はそれも含めて裁判で争ったらどうか、といった無責任な裁定を下している。
それが許されるのなら、不起訴となった事件はすべて検審会へ申請すれば良いことになる。実態不明な検審会が適当に起訴してくれるから、相手の社会的地位を徹底的に貶めることが可能だ。魔女狩り以上のリンチ裁判が日本でオンパレードとなるだろう。さあ皆さん、憎いと思う人を警察に告発しよう。それを検察が不起訴としたら検審会に申し立てよう。そうすれば「裁判で白黒つけたら」として起訴してくれる仕組みにこの国ではなっているようだ。そうすれば相手は確実に社会から抹殺される。
それを許しているのが小沢氏の検審起訴だということが分からない岡田氏が何をホザイテも論理的合理性を持たない。
国会議員であるならば、行政・司法当局がオカシイ行動をすればたちどころに国権の最高機関たる国会議員の特権として検証しなければならない。それをしないでただただ唯々諾々と摩訶不思議な行政とも司法ともつかない検審起訴を受け容れて、エラッソーに小沢氏を裁くとは十年早いと思わないのだろうか、岡田氏よ。
国会議員として異議申し立てした16人の国会議員の方が余程まともだと思わないのだろうか。
いずれにせよ、民主党は終わった。その責任は党と政府の責任者にある。ジコチュー菅や仙谷や枝野や岡崎や玄葉は潔く責任を取って退陣することだ。これまで参議院選挙をはじめ数々の選挙敗北の責任を取っていないのだから、まとめてとっても国民は受け容れるだろう。