党内民主主義のない民主党とは。
浅ましい姿を国民に見せつけて、恥をさらしてまでも小沢氏を排除しようとする執着心は何に立脚するのだろうか。安住氏とは元NHK職員時代に、職員研修で公正・公平たる会議の運営はいかにあるべきか学んだはずではないだろうか。それとも職員研修ではいかに対立する相手を貶め排斥すべきかを学んだのだろうか。
そういえば元NHKの小宮山氏も役員として党務に就いた途端、民主党の2009衆議院議員選挙に使った党費を洗い出して、あることないこと週刊誌にリークしているが、そもそもそういった体質がNHK的なのかもしれない。
物事には自ずと許容範囲というものがある。ここまではやっても将来的に関係修復が可能だが、これ以上やっては決定的になり関係修復は不可能になる、という限界点は分かるものだ。それが分からないのは子供のダダと同じで、大人は一定限度以上は自制が働くものだ。少なくとも菅氏や岡田氏や安住氏や小宮山氏の思慮を欠く言動を知るまでは、その程度の愚かな者が国会議員にいるとは思わなかった。
残念なことにこの国の国会議員は平気で仲間の悪口雑言を喧伝して恥じないようだ。それも「悪口雑言」の根拠すら確かめもしないで大手マスコミの捏造した疑惑に乗って騒いでいる。たとえ彼らの企みが成功したとしても、彼らのしでかした人を人とも思わない言動は心に深く刻まれて、いつの日にか彼らの身の上に降りかからなければよいがと心配になる。
だが、有権者の多くは民主党内で展開されている「小沢氏とその仲間の追い落とし」をじっと見ている。そして「やり過ぎだ」と多くの人が感じている。小沢氏の「無罪」が確定した暁に、彼らは何と言って弁明するつもりだろうか。すでに来月から石川氏の公判が始まるが、彼の無罪判決は限りなく現実に近づいている。すると石川氏の「犯罪行為」を是認していたとする小沢氏の「罪科」も自動的に消えることになる。その時になってオタオタと無様な姿を曝すことになりはしないだろうか。