ここはトランプ氏の「熟柿作戦」を静かに見守るだけだ。

<アメリカとイランの戦闘終結に向けた協議をめぐり、トランプ大統領はアメリカ政府代表団の仲介国パキスタンへの派遣を直前で中止したことを明らかにしました。 

 トランプ大統領は25日、「イランとの協議のためのパキスタンのイスラマバードへの政府代表団の派遣をいま、中止したところだ」とSNSに投稿しました。 ホワイトハウスは24日、ウィットコフ中東担当特使とトランプ大統領の娘婿のクシュナー氏がイランとの協議のため、25日にパキスタンへ出発すると発表していました。 
 派遣中止の理由について、トランプ大統領は「移動の時間と手間がかかり過ぎる」と説明。その上で、「イラン指導部内では激しい内紛と混乱が起きている。彼ら自身を含め誰が実権を握っているのか誰にもわからない」と主張しました。 また、今後のイランとの協議について、「我々は全てのカードを持っているが、彼らには何もない。話し合いたいならば、連絡してくればいいだけだ」としています。
  こうした中、ニュースサイト「アクシオス」は、トランプ大統領が取材に対し、今回、イランとの協議が実現しなかったことがイランへの攻撃再開に繋がるかについて、「そういう意味でない」と述べ、否定したと報じました。 トランプ大統領は今後の攻撃再開について、「まだそのことを考えていない」と話したということです>(以上「TBS」より引用)




 未確認情報ではイラン政権内で激しい主導権争いが起きているという。そのため姿を消していたアラグチ外相がパキスタンとの打ち合わせに出国したという。しかし前回の停戦会談でイラン側代表だった保守強硬派のモハンマド・バーゲル・ガリバーフ(Mohammad Bagher Ghalibaf)イラン議会議長の名はない。
 噂によると、イラン革命防衛隊が主導権を握ってイスラム教を背景とするモジタバ師など神権派を排除する動きに出ているという。その権力争いの渦中でガリバーフ議長は権力の座から排斥されたようだ。そうした動きからか、ホワイトハウスは停戦協議を再開するのは時期尚早と判断したのだろう。「トランプ大統領 アメリカ代表団のパキスタン派遣中止を表明 イランとの戦闘終結に向けた協議 米メディアに攻撃再開は否定」との速報が出た。

 今後どうなるのか。米国は「熟柿作戦」で応じることになると思われる。熟した柿が自然と落ちるまで木の下で待つ、という作戦だ。トランプ氏が明言したように「すべての橋と、すべての発電所を破壊する」までもなく、ホルムズ海峡を逆封鎖さえしていれば、攻撃するまでもなくイラン国内は大混乱に陥るとみている。
 現在、イランは原油輸出を止められているため原油輸出基地のタンクは満杯となり、油井の掘削を止めざるを得ない状態に追い込まれている。しかし原油の汲み上げを一度止めると、再開にはかなりの困難を伴うという。イランの原油が重質油であることも再開を困難なものにするとみられている。

 テヘラン市内は既に停電し水道も止まり、市民は給水車で配られる水で命を繋いでいるという。全国各地で「政権打倒、独裁者に死を」と叫ぶデモが起きているようだ。今年1月のデモではイラン革命防衛隊がデモに重機関銃を発砲して大虐殺したが、今回は鎮圧に乗り出していないという。
 イラン革命防衛隊はホルムズ海峡封鎖を実施して米海軍と対峙しているつもりのようだが実効支配は米軍の手中にある。イラン革命防衛隊の「海軍」と、空母打撃群の艦隊からなる米海軍とでは圧倒的な戦力の差がある。イラン革命防衛隊は非対称戦で戦うしかないが、その手の内のすべてを米海軍はお見通しだ。トランプ氏は「我々は全てのカードを持っているが、彼らには何もない。話し合いたいならば、連絡してくればいいだけだ」と発言しているが、まさにその通りだろう。

 中東の火種を完全に消し去る機会が訪れている。イランが民主国家になれば、いや少なくともヒズボラやハマスやシーア派といったテロ集団への支援をやめれば、中東は平和になるはずだ。ただシリアを拠点とするイスラム原理主義のテロ集団が蠢きを始めているようだ、との情報もある。
 ただ彼らも最大の支援国家イランが民主化すれば、活動資金が枯渇してテロも沈静化するだろう。テロ支援でイランに替わって支援すると見られるロシアや中国は両者とも経済的な余裕はない。そうした意味から、中東の火種を完全に消し去る最大の機会が訪れている。ここはトランプ氏の「熟柿作戦」を静かに見守るだけだ。

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