政治家は政策通である前に、人として誠実でなければならない。
<大学の卒業証書を偽造したなどとして、有印私文書偽造・同行使罪などで在宅起訴された静岡県伊東市の田久保真紀前市長(56)が、昨年5月の当選後の手続きで市職員から卒業証書などの提出を求められた直後に、偽造に使った学長らの印鑑を業者に発注していたことが30日、捜査関係者への取材でわかった。
田久保容疑者は業者に作成させた東洋大学長や法学部長の印鑑を使って卒業証書を偽造し、市議会議長らに提示したなどとして在宅起訴された。
捜査関係者によると、田久保容疑者が昨年5月の市長選で初当選後、全国市長会に経歴を伝えるため、市幹部が卒業証書を提出するよう求めていた。田久保容疑者が業者に作らせた印鑑は、本来、卒業証書に押印されるものとは肩書などが異なっていたという>(以上「読売新聞」より引用)
「田久保真紀前市長、当選後に卒業証書求められ業者に「学長印」発注か…本来の印鑑と肩書など異なる」とは、呆れてしまう。田久保氏は卒業してないことを知りながら、大学の卒業証書を「偽造」していた。公務に就いたばかりの人物が選挙法違反を糊塗するために有印公文書違反を犯していたとは、何をか況やだ。
田久保容疑者は業者に作成させた東洋大学長や法学部長の印鑑を使って卒業証書を偽造し、市議会議長らに提示したなどとして在宅起訴された。
捜査関係者によると、田久保容疑者が昨年5月の市長選で初当選後、全国市長会に経歴を伝えるため、市幹部が卒業証書を提出するよう求めていた。田久保容疑者が業者に作らせた印鑑は、本来、卒業証書に押印されるものとは肩書などが異なっていたという>(以上「読売新聞」より引用)
「田久保真紀前市長、当選後に卒業証書求められ業者に「学長印」発注か…本来の印鑑と肩書など異なる」とは、呆れてしまう。田久保氏は卒業してないことを知りながら、大学の卒業証書を「偽造」していた。公務に就いたばかりの人物が選挙法違反を糊塗するために有印公文書違反を犯していたとは、何をか況やだ。
田久保氏は前市長が進めていた新図書館建設計画の白紙撤回(建設中止)を最大の公約として2025年5月26日に初当選を果たした。そして 計画されていた新図書館の建設中止を実行して 「市民と共に行動する」姿勢を掲げ、市民への丁寧な説明を重視していた。しかし選挙公報の学歴蘭に虚偽記載していたため、その説明を求められて卒業証書の偽造をした。
大学卒の学歴が市長立候補に際して決定的な要素だとは決して思わない。高卒の市長だっているだろう。大卒は専門的知識を有していることの証明になっても、人格的に優れている証明にはならない。世間には大学に入学したものの、途中で大学で学ぶ以上に重大な意義を見出して「中退」した有名人もゴマンといる。重要なのは「中退」を決意して学業以外に何をしたのか、という点だ。
田久保氏は東洋大学を除籍になっているから、学歴としては高卒だ。その何処が市長選でマイナスになると思ったのか。なぜ虚偽の学歴を記載したのか。田久保氏は果たして東洋大卒の田久保氏に投票したのか。有権者の多くは新図書館建設計画の白紙撤回という「公約」への賛意表明として田久保氏に投票したのではないだろうか。
田久保氏は二重の意味で有権者を裏切ったことになる。それは立候補時に「嘘」の学歴を記載したということと、学歴詐称で追及されて偽の卒業証書を作成したことだ。それにより市政を混乱させ、辞任に伴う市長選で市に多大な支出をさせた。
政治家は政策通である前に、人として誠実でなければならない。不誠実な人が政治家になれば国民・有権者のための政治ではなく、自らの利益のための政治を行うようになるからだ。田久保氏が再選挙で落選したのは極めて当然の結果ではないだろうか。