AIもしくはAGIに関する法整備を急げ。
<米南部フロリダ州当局は21日、2人が死亡した昨年4月の銃乱射事件を巡り、対話型人工知能(AI)「チャットGPT」と開発元の米オープンAIに対する捜査を開始したと発表した。事件前に銃撃犯に助言を与えた行為を刑事責任に問えるか調べる。
事件はフロリダ州立大のキャンパスで発生。当時20歳だった同大学生の男が銃を乱射し、2人が死亡した。米メディアによれば、男は殺人罪などで起訴された>(以上「時事通信」より引用)
「チャットGPTが銃撃犯に助言 銃乱射事件でオープンAIを捜査―米フロリダ州当局」とは驚く。犯罪を犯す予定の者が、その犯罪の成功確率や、成功するための手順などをAIに相談し、AIが的確な回答を与えていたとしたら由々しき問題だ。
事件はフロリダ州立大のキャンパスで発生。当時20歳だった同大学生の男が銃を乱射し、2人が死亡した。米メディアによれば、男は殺人罪などで起訴された>(以上「時事通信」より引用)
「チャットGPTが銃撃犯に助言 銃乱射事件でオープンAIを捜査―米フロリダ州当局」とは驚く。犯罪を犯す予定の者が、その犯罪の成功確率や、成功するための手順などをAIに相談し、AIが的確な回答を与えていたとしたら由々しき問題だ。
引用記事では銃撃犯が事前にAIに銃撃を相談し、AIが助言を与えていたようだ。そのため米フロリダ州当局がAIを「共犯者」として捜査しているという。この場合はAIを運用している企業責任者を罪に問えるか捜査に着手したという。
AIに関する法整備を急ぐべきは犯罪利用だけではない。AIを使った「文学作品」や「絵画」などの芸術作品、さらにはAIにストーリーの断片を与えて冒険物などのゲームを生成させた場合の「著作権」の所在など、AIが社会のあらゆる場面に浸透した場合に対応出来る法整備が急がれるだろう。
現在、AIを使った「写真」がネット上に溢れているが、それが個人の名誉にかかわる場合など、映像生成AIの利用に関する法整備も準備しておくべきではないだろうか。現に、米大統領トランプ氏がキリストと想像させる人物との「絵」をネットにアップしているが、敬虔な信者からすればキリスト教に対する冒涜でしかないだろう。
今後、あらゆる分野でAIが利用されることは想像に難くない。既に一部プログラミングで利用されているし、研究データ整理にも利用されている。それらの著作権や研究論文は誰に帰属すべきなのか。
しかしその反面、これまで解読困難と思われていた古代文字の解読が一瞬で可能になったり、膨大な資料整理と分析がテッドロックとなっていた研究が長足の進歩を遂げることも期待されている。今後宇宙利用の場面で、人知を超える一瞬の判断が求められる場合にAIもしくはAGIに判断を委ねる場合が出て来るだろう。だからAIもしくはAGI開発を止めるようなことがあってはならない。AIやAGIが危険なのではなく、それを利用する人と社会が対応出来てないだけだ。
人類が蓄積してきた「叡智」を人類のために利用するには、人生はあまりに短い。すべての「叡智」を基礎知識として学習するにはAIに依存するしかない。そのAI利用があればこそ、人類の長足の進歩が可能になる。
AIを犯罪に利用する人は今後とも出て来る。AGIが人類を支配するのではないか、というネガティブな「畏怖」も湧き上がってくるだろう。だからこそ、AIもしくはAGIに関する法整備を急ぐべきだ。そもそもAIもしくはAGI開発に「人類社会の公序良俗に反しない規範」回路を埋め込むことが必要だが、それことも併せて議論しておく必要がある。なぜなら現在の人類が公序良俗とする規範そのものが正しいのかは歴史的、風俗的な範疇でしかないからだ。