この期に及んで誤魔化しは止めよう。
見苦しい玄葉氏の言動だ。菅氏がここ三ヶ月野党の誰と会って連立構想を話し合ったというのか。誰と政策協議をしたというのか。何もして来なかったばかりか、消費税10%案に抱きつき丸呑みしようとしたにもかかわらず、当の自民党からも袖にされて消費税協議すら始めていないではないか。
思いつき、場当たり、その日暮らしの菅政権にこの国と国民を委ねて良いと本気で思っているとしたら、玄葉氏の政治家としての感覚は相当ズレているといわなければならない。
今朝の読売新聞を一読されてみると良いだろう。菅氏は代表選に勝ったら直ちに「内閣改造」をするとしている。代表選の間に散々乱発した人事の空手形を回収しなければならないからだろう。しかし、連立を考えるのなら「内閣改造」はその後だ。
まさか「パーシャル連合」を本気で夢想しているのではないだろうか。もしそうなら玄葉氏は政治の素人との誹りを免れない。
野党は決して民主党政権の延命に手を貸さない。それよりも先の総選挙で大勢の落選者を出していることから、一日も早い総選挙を求めてくるのは火を見るよりも明らかだ。
その程度の人物が民主党の政調会長とは呆れて開いた口がふさがらない。国会は学級委員会ではない。この国の政権を奪取する壮絶な権力闘争の場だ。国会は話し合いの場だというのはマスコミの言い触らす「建前」でしかない。それが民主主義の現場だ。その現場で揉まれた経験の乏しい民主党幹部たちが右往左往するのは当たり前だ。菅氏もしかり、だ。ここはあっさりと小沢氏に任せた方が良い。国家と国民のために、つまらないマスコミの流した虚構「政治とカネ」なるデマにいつまでもとらわれないことだ。そして小沢首相の下で雑巾掛けから学ぶことだ。