株式会社とは違った身の処し方とは、
仙谷氏は何を思ってこんな頓珍漢な例え話をしたのだろうか。検察が株式会社より数等上だとでも思っているのだとしたら民間をこれほどバカにした話はない。
株式会社は会計処理に関して企業会計原則を守り、各種活動ではそれぞれ関連する法令に縛られて経済活動をしている。それに違反しないように法令順守(コンプライアンス)などを企業活動に徹底している。それに引き替え、検察はどうだろうか。
人の犯罪を暴き社会正義を実現するのが使命のはずだが、政局絡みの検察の動きや誰かを罪に落すための悪行を重ねるなど、検察は根幹にかかわる部分が腐っているとしか思えない。
自己規律、とは何だろうか。そんなことは誰でも持っている。人は誰でも自己規律により欲望を抑制して社会的な暮らしを送っている。その抑制の利かない状態を「公序良俗」に反する行為だと法は規定している。
検察官の最大の欲望は大物を挙げることだろう。そうした欲望に従って小沢氏を挙げようとし、大マスコミに捜査情報をリークして一年有余も小沢氏を痛めつけた。その暴力たるや犯罪的というより、犯罪そのものだ。国家公務員たる検察官は国家公務員法の適用外に存在しているわけではない。
やがて大久保氏や石川氏の公判から判決が出るだろう。検察は世間の批判に耐えられるだけの罪状で彼らを逮捕・起訴したのか世間の判断に晒される。大マスコミは味方だから報じないと思ったら大間違いだ。証拠改竄をスクープしたのは朝日だ。検察の友達の一人ではなかっただろうか。