トランプ氏の国連演説は鋭く正鵠を射抜いている。
<国連総会でアメリカのトランプ大統領が演説を行いました。国連、移民、気候変動などについて持論を展開し、まさに“トランプ劇場”となりました。
国連総会の演説に臨んだトランプ大統領。 アメリカ トランプ大統領 「国連は問題を解決していないばかりか、むしろ新たな問題を生み出していることが多い」 と、国連を批判。さらに…
②「ドイツは移民問題でもエネルギー問題でも、非常に病んだ道を歩んできた。ドイツはグリーン(環境)に向かい、破産しようとしている」
③「世界をこれほど美しいものにしているのは、それぞれの国がユニークだからだ」
④「しかし、この状態を維持するためには、すべての主権国家が自国の国境を管理する権利を持ち、自国に流入する移民の数を制限しなければならない」
⑤「誇り高き国々は、自国のコミュニティを守り、見たこともないような人々に社会が圧倒されるのを防がなければならない」
⑥「移民が法律に違反したり、虚偽の庇護申請をしたり、不法な理由で難民認定を申請したりした場合は、多くの場合、帰国させるべきだ」
⑦「そして、私たちは苦境にある場所や人々に対して常に大きな心を抱いているが、本当に思いやりのある答えは、彼らの国の問題を解決することであって、私たちの国に新たな問題を作り出すことではない」
⑧「欧州評議会によると、2024年、ドイツの刑務所の受刑者のほぼ50%が外国人か移民だった。オーストリアでは53%、ギリシャでは54%、スイスでは72%だ」
⑨「刑務所内が犯罪で恩を仇で返す、いわゆる亡命希望者で埋め尽くされたとき、オープン・ボーダーという失敗した実験を終わらせるときが来たのだ」
国連総会の演説に臨んだトランプ大統領。 アメリカ トランプ大統領 「国連は問題を解決していないばかりか、むしろ新たな問題を生み出していることが多い」 と、国連を批判。さらに…
アメリカ トランプ大統領
「『開かれた国境』という失敗した実験に終止符を打つ時だ。気候変動問題は世界で行われた『過去最大の詐欺』だ」
国連総会の演説のため登壇したアメリカ・トランプ大統領。なかなか話し始めません。
アメリカ トランプ大統領
「プロンプターなしで演説しても構わない。なぜならプロンプターは機能していないからだ」 原稿を映すプロンプターが故障したのか、表示されなかったのです。 “トラブル”は他にも。会場に入る際、メラニア夫人とともにエスカレーターへと進みますが、乗ったとたんに停止。結局、歩いて上ることに…。 実はこの2日前、イギリスメディアが「国連スタッフがトランプ氏に“資金が尽きたので階段を上ってください”と伝える、と冗談を言っている」と報じていたところでした。
アメリカ トランプ大統領
「国連から得たものは、壊れたエスカレーターとプロンプターだけだ」 演説でこのように述べ、国連の「機能不全」を揶揄したトランプ大統領。そして、次々に持論を展開していきます。
アメリカ トランプ大統領
「みんな、私がノーベル平和賞をとるべきだと言っている」 インドとパキスタンの紛争など、世界の7つの紛争を和平に導いたと主張。「国連はやるべきことをしていない」と強く批判します。 さらに移民政策をめぐっては…。
アメリカ トランプ大統領
「国連は米国に不法入国する移民を支援している。『開かれた国境』という失敗した実験に終止符を打つ時だ」 気候変動に関しても…。
アメリカ トランプ大統領
「世界で行われた過去最大の詐欺だと思う。地球温暖化も、地球寒冷化も、もうない」 まさに“トランプ劇場”と化した国連総会。トランプ氏は各国の首脳を前に、こう言い放ちました。 アメリカ トランプ大統領
「アメリカは世界で最も“アツい国”だ。他の国は比べものにさえならない」>(以上「TBS」より引用)
「「国連は問題を解決していない」国連総会で“トランプ劇場” 次々に持論展開…世界で7つの紛争を和平に、 気候変動は「過去最大の詐欺」」とトランプ大統領は国連総会で演説した。その骨子は「成功した先進国に自らに苦痛を与え、社会全体を根本的に崩壊させるよう求める。グローバリズムのコンセプトは、完全に否定されなければならない」というものだった。
以下に項目別に論旨を掲げる。
①「グリーンエネルギー詐欺から脱却しなければ、あなたの国は破綻する。見たこともない、何の共通点もない人々を止めなければ、あなたの国は破綻する。あなたは先人たちが築き上げてきたものを破壊している」②「ドイツは移民問題でもエネルギー問題でも、非常に病んだ道を歩んできた。ドイツはグリーン(環境)に向かい、破産しようとしている」
③「世界をこれほど美しいものにしているのは、それぞれの国がユニークだからだ」
④「しかし、この状態を維持するためには、すべての主権国家が自国の国境を管理する権利を持ち、自国に流入する移民の数を制限しなければならない」
⑤「誇り高き国々は、自国のコミュニティを守り、見たこともないような人々に社会が圧倒されるのを防がなければならない」
⑥「移民が法律に違反したり、虚偽の庇護申請をしたり、不法な理由で難民認定を申請したりした場合は、多くの場合、帰国させるべきだ」
⑦「そして、私たちは苦境にある場所や人々に対して常に大きな心を抱いているが、本当に思いやりのある答えは、彼らの国の問題を解決することであって、私たちの国に新たな問題を作り出すことではない」
⑧「欧州評議会によると、2024年、ドイツの刑務所の受刑者のほぼ50%が外国人か移民だった。オーストリアでは53%、ギリシャでは54%、スイスでは72%だ」
⑨「刑務所内が犯罪で恩を仇で返す、いわゆる亡命希望者で埋め尽くされたとき、オープン・ボーダーという失敗した実験を終わらせるときが来たのだ」
トランプ氏は「地球温暖化は今世紀最大の詐欺だ」と批判し、そして「移民が各国を破壊している」と国連の活動そのものを叱責した。トランプ氏の移民問題に言及した演説は「移民政策は受け入れ国の問題ではなく、移民の祖国の問題だから、国連は移民の祖国こそ支援すべきだ」と正鵠を得ている。
米国は世界一の国連分担金を支払ってきた。しかし今後は米国にとって好ましくない国連機関には拠出金の支払いを停止する意向だと発言した。その筆頭にあげられたのがWHOだ。コロナ禍を世界にばら撒いた張本人だからだ。
そして当然のようにパリ協定から離脱し、CO2排出負担金の支払いを拒否した。世界一のCO2排出国がバリ協定から離脱すればCO2排出権取引は成り立たない。しかしトランプ氏はCO2地球温暖化は科学的根拠を有するものではない、と断言している。成り立たない排出権取引はバリ協定そのものの存続に関わる。
おそらく世界第二位のCO2排出国・中国もCO2排出負担金の支払いを拒否するだろう。なぜなら中国の国営企業に負担金を支払う資力がないからだ。しかし、そもそも後進国がCO2排出してないから工業先進国からCO2排出の罰金を貰って工業の近代化を急ぐ、という理屈によって地球に排出されるCO2の総量抑制策にはならない。ただ増えるだけだ。こうした矛盾を孕んだCO2取引は明らかに日本の自動車産業を狙い撃ちにした国際的な謀略でしかない。トランプ氏が「気候変動は「過去最大の詐欺」」だと論破した演説には賛同の拍手を送る。
移民問題に言及した②以下の発言はまさにトランプ氏が述べた通りだ。移民を受け入れた国々が移民問題に振り回されているのは移民の祖国の問題の世界的な拡散でしかない。いかなる理由があろうとも、祖国の復興に尽くすのが国民の責務であって、難民となって他国へ逃げ込むのは傍迷惑でしかない。
日本政府はトランプ氏の発言に傾注すべきだ。私たち日本は日本国民が営々と築き上げてきた歴史と文化の国土だ。外国人に明け渡すような移民政策は断じてとるべきではない。労働者が足りなければ生産性向上のための投資をすれば良いだけだ。そうした努力を怠って、移民政策の推進を政府に働きかける経営者は無能の誹りを受けるべきだろう。そして日本国民から選ばれた政治家が日本国民の生活や地域社会を破壊する移民拡大策を実施するとは、日本国民に対する裏切りでしかない。ホームパーティーを開いて外国のお客を歓待するのと、外国人を家に住まわせてシェアハウスするのとは根本的に異なる。