維新というアンチャン政党。

維新・馬場代表「立憲をたたきつぶす必要ある」 自民党とは将来「お互い切磋琢磨」
 日本維新の会の馬場代表は、18日の記者会見で「立憲をたたきつぶさないといけないとあらためて感じた」と述べた。
 野党第一党をめぐる戦いを、プロ野球の「クライマックスシリーズ」に例えながら、立憲民主党の衆院憲法審査会における対応などを批判する中で発言した。 
 馬場代表は記者団から「将来、自民党と『日本シリーズ』で戦うことになれば、自民もたたきつぶすのか?」と問われると、「二大政党になれば、たたきつぶすと(大政党が)1つだけになってしまう。時々政権が代わることが政治にとって一番いい。お互い切磋琢磨していくというレベルに変わる」と述べ、自民は「たたきつぶす」対象ではないとした。 
 一方で、自民が議席を大幅に減らすなどして、将来、二大政党の相手が立憲になった場合については、「そのとき立憲がどういう政治を行うのかに関わる。やってみないとわからないが、今の立憲(のまま)であれば考え方は変わらない」と述べ、立憲の政策に変化がなければ、やはり「たたきつぶす」考えを示した>(以上「FNN」より引用)





 野党に維新のような非常識な政党が出現して、まだまだ日本の政界は混乱が続くようだ。そもそも維新は大阪限定の地域政党だった。その目的は大阪都構想という「どうでもいい」政策を掲げていたが、住民投票では二度にわたって否定された。
 マトモな政党ならば設立目的が潰えたなら解散するのが本筋だが、維新を設立した某弁護士はテレビタレントに戻り、雲霞の孤独湧いた議員が行き場を失ったまま大阪万博や大阪IRといった利権集団に成り下がっている。

 国政に関しては自民党の補完勢力として国民と似たり寄ったりの位置を占めている。だから維新が目の敵とすべきは国民のはずだが、国民とは手を携えることもあり得ると考えているのか、付かず離れずの関係を維持しているようだ。
 野党第一党の立憲を目の敵にするのは選挙で激しく争うからだろう。維新は専ら都市部の浮動票狙いでしか生き残れない政党だ。なぜなら元々浮動票狙いのタレント政党だったからだ。そこには明確な政策理念など何もない。あるのはテレビ番組が視聴率を取るための戦略をソックリ選挙に応用した戦術があるだけだ。

 維新の馬場代表には関与していた老健施設の運営を巡る「疑惑」がある。その疑惑に答えることなく代表を続けているが、政治家として「疑惑」に関して説明すべきではないか。
 そして維新は結党動機の大阪都構想の旗印を下ろしたのか表明すべきだろう。そして東京などに進出するからには新しい政策が必要ではないか。その表明なくして、立憲を叩き潰すとは剣呑なだけで、街のアンチャンと何ら変わらない。落ち着いた政治家としての議論があって然るべきではないだろうか。

 政治はファッションではない。テレビタレントが片手間にやるような仕事でもない。国家と国民のために身を削って奉仕するのが政治家の仕事だ。
 某弁護士は維新の後始末をしてからテレビタレントに復帰すべきだった。彼が起用したアンチャンたちが大きな顔をして地方自治体予算や国家予算を食い物にするのを、どのように見ているのだろうか。マトモな政治理念もなくイベント屋とバクチ利権にコミットした連中のワルフザケを私たちはいつまで我慢すれば良いのだろうか。


<私事ながら>
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