デヴィ夫人の勇気を讃える。

<タレント、デヴィ夫人(82)が28日までにツイッターを更新。「ウクライナより無事帰国」と同国への支援を終えて帰国した旨を報告し、
「森元首相と鈴木宗男は老害以外の何者でもない。プーチンと写真を撮ったから“トモダチの国”を非難するな、自分が日露の外交を拓いたから、と馬鹿を言う。ロシアの公船が津軽海峡付近の太平洋に出没している非常時に。世界情勢を知らない者達が巣食うから日本は遅れを取るのだ」と、ウクライナ支援に疑問を呈した森喜朗氏(85)と鈴木宗男氏(74)を批判した。

 森氏は25日に東京都内で開かれた会合で、ロシアのウクライナ侵攻を巡る日本政府の対応について「こんなにウクライナに力を入れてしまってよいのか。ロシアが負けることは、まず考えられない」と公言した。
 鈴木氏は26日に公式ブログで米国とドイツがウクライナへの戦車供与を発表したことに触れ、「欧米がこうした武器を供与することにより、一つ間違いなく言えることは、戦争が長引き、犠牲者が増えることである。その犠牲者は、子供、女性、お年寄りが一番被害に遭うのである」とつづっていた>(以上「サンスポ」より引用)



 デヴィ夫人についてはほとんど関心がなく、テレビに登場するタレントの一人かと思っていた。しかし彼女はインドネシアの故スカルノ大統領の第四夫人で激動の半生を歩んでこられた御仁のようだ。勘違いしないように断っておくが、インドネシアはイスラム教に則り、妻は四人まで持って良いのでデヴィ夫人は第四夫人だが「妾」ではない。
 スカルノ大統領は国民をオランダの植民地支配から解放したという点で、まさしく「国民的英雄」だった。しかし経済政策の失敗から激しいインフレに見舞われ、1965年9月30日にスカルノ大統領追放の軍によるクーデターの政変が発生し、インドネシアを追われている。

 そのデヴィ夫人が戦乱のウクライナ首都キーウを訪れて慰問したという。軍事大国ロシアの侵略軍に敢然と立ち向かっている民主主義国ウクライナを励ますために訪問したデヴィ夫人の勇気に拍手を送りたい。
 その一方で、自民党総裁として総理大臣まで務めた森喜朗氏がつい先日、ロシアを応援する演説を行った。そのことをデヴィ夫人は批判し、予てよりロシアの代理人かと思われる言動をしている鈴木宗男氏を厳しく非難した。当然といえば当然のことだ。

 いかなる思想信条を持とうが、それぞれに正義と道理があれば是非を問わない。しかし他国民が平和に暮らしている国土へ侵略して、他国民を殺害し領土を奪う行為は決して許されない。侵略行為はいかなる理想が語られようとも、いかなる理屈があろうとも、決して正当化されない。
 プーチンの戦争は独裁者としての地位を守り、自身の暖衣飽食の為でしかない。独りプーチンのために多くのウクライナ人とロシア人が傷つき命を落としている。このような暴虐は人類の名において処断しなければ、人類史上に大きな汚点となるだろう。

 先進自由主義諸国が力を併せてウクライナを支援する態勢を整えた。ロシア国民はプーチンに「戦争を止めろ」と要求すべきだ。そして「あなたは私たちの大統領ではない」とクレムリンから退居することを求めるべきだ。

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