冷静に再考すべきだ。

<スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん(18)は13日、英国での国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)で成果文書が採択されたのを受け、会議は口先だけだったとツイッターで批判した。

グレタさんは「COP26は終わり。まとめると『ブラ・ブラ・ブラ』」と投稿した。「ブラ・ブラ・ブラ」は英語で、くだらないおしゃべりの意味。グレタさんはこの語句をたびたび使い、各国政府や産業界の地球温暖化対策は、約束に行動が伴っていないと訴えてきた。
 グレタさんは会期中に開催地グラスゴーを訪問。デモ参加後に演説し、COP26は「明白な失敗だ」と指摘していた>(以上「共同通信」より引用)




 世界中の首脳が集まって協議したCOP26を「下らないおしゃべり」とは実に不快極まりない。人生経験の浅い18歳が世界の首脳たちに発すべき言葉ではないだろう。
 しかもCO2削減が「緊急に必要」だという彼女の主張に科学的根拠は希薄だ。明日にも海が沸騰し、地上が灼熱地獄にでもなるかのような激高ぶりには強い違和感を覚える。最近の100年間で平均気温が1°Cか2°C上昇したのが大問題だ、と大騒ぎするほどのことなのか。かつて地球は100年間で5°Cから6°Cも気温上昇したことがある。それで生物は死滅したのか。

 現代は氷河期にある。地球の歴史では間氷期(地球上に一切氷河が存在しない温暖期)の方が氷河期よりも圧倒的に長いから、温暖化したとしても地球にとっては特段の「異常事態」でも何でもない。
 むしろ食糧生産に関していえば、温暖化した方が増産になる。イネに関しても品種改良を重ねた結果、北海道でも生産できるようになったが、本来は赤道周辺の低緯度の地域で栽培されていた植物だ。寒冷化すれば確実に人類は食糧不足に陥る。

 CO2地球温暖化をマスメディアなどが扇動して騒ぎ立てて、石炭や石油の消費を一切やめたなら、現代文明は立ち行かなくなるだろう。すべての製造業は何等かのエネルギー消費によって成り立っている。
 電気自動車に切り替えるべきだ、と環境活動家は叫んでいるが、一次エネルギーと二次エネルギーの熱効率を比較するなら、電気などの二次エネルギーの方が悪いことは科学的な真実だ。熱効率が悪いということは、それだけ環境に対する負荷が大きいということに他ならない。

 マスメディアはCO2地球温暖化を扇動して、何を手に入れようとしているのだろうか。CO2を排出する製造業を廃止したなら、その影響は雇用面だけには止まらない。あらゆる素材開発や金属加工技術が消滅しかねない。
 科学的根拠の希薄なCO2温暖化騒動で人類進化を台無しにして良いのだろうか。そして物質の自然循環の一環たる酸化還元反応を敵視して、原発促進が環境に良いとでもいうのだろうか。集団ヒステリーに巻き込まれて大騒ぎするのではなく、人類は一度立ち止まって冷静に再考すべきではないか。

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