国によって安全基準や常識は異なる。

 <厚生労働省は28日、家電量販大手のヤマダホールディングス(HD)や、西日本を中心に商業施設を展開するイズミ(広島市)などが販売したバスマット11種、計約2万4千枚に、法令基準を超えるアスベスト(石綿)が含まれていたと発表した。

 厚労省によると、バスマットはケイ藻土を使用、北九州市の「不二貿易」が輸入。今年7月以降、ヤマダやイズミのほか、九州や山口でホームセンターを展開する「グッデイ」(福岡市)でも販売された。  通常の使い方をしている限りは石綿が飛散する恐れはないが、削ったり割ったりするなどして破損した際に飛び散る恐れがあるという>(以上「共同通信」より引用)




 流行の「ケイ藻土」を使用したバスマットに石綿が使われていたという。それはふろ上がりの濡れた足の水分を素早く吸収して乾燥させる「機能」がある、として人気の商品だ。
 それを販売していたニトリやイズミやヤマダやグッディは商品回収を行っているという。なぜ使用が禁じられている石綿(アスベスト)がバスマットに混入したのか。それは製造した中国の企業でバスマットとアスベストを使用していたラインが並行していたからだという。

 しかし共同通信の記事には「バスマットはケイ藻土を使用、北九州市の「不二貿易」が輸入」としか書かれていない。不二貿易が検査を怠ったのは確かだが、カタログ製品を持ち込まれ、それを見て輸入をしたのならアスベストの混入が判らなかったのかも知れない。
 問題は製品を製造した中国の企業にある。アスベストは繊維状の鉱物のため、ケイ藻土を固める「ツナギ」として混入したのだろう。しかし微細な尖った形状のため空中に飛散したアスベストを吸引することによる肺癌症例が発見されたことから使用が厳禁されている。

 中国企業にそうした知識がなかったのか、あるいは知って混入したのか、共同通信の記事からは判然としない。それにしても製品輸入にはこのような危険性が常にあることを貿易会社は認識すべきだろう。
 まさか、と思うのは日本国内のことで、彼の国では「何でもないこと」なのかも知れない。それほど常識は国によって異なることを輸入品を扱う際には肝に銘じておくべきだ。

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