有権者の責任は重大だ。
<自民党の二階俊博幹事長は27日放送のBS朝日番組で、自身を含む菅義偉首相らとの大人数会食に批判が出ていることについて「会食を目的にやっていない。意見交換を考えてやっている。全く無駄なことをしているわけではない」と述べ、反論した。
衆院解散・総選挙に関しては「新型コロナウイルス対策をどうするか、みんな毎日心配している。こういうときに選挙だと言うわけにはいかない」と語った。番組は25日に収録された>(以上「時事通信」より引用)
会食を「制限」しようと国民に呼びかけながら、麻生氏のように「六人家族が一堂に会しての食事も禁止なのか?」と記者たちをおちょくったり、二階氏のような「政治家は特別だ」と特権意識をちらつかせるなど言語道断だ。この武漢肺炎の感染拡大と真摯に取り組むべき時期にあって、政治家がまず率先して範を垂れなくてどうするのか。
「選挙をするわけにいかない」などとコロナ禍を理由にしているのも理解に苦しむ。必要とあれば解散すれば良い。密を避けて選挙は幾らでも出来る。第一、これまで政治家たちが大集会を催して選挙で政策を戦わしていただろうか。支持確認の総決起集会で団体や支持母体の大動員をしてはいたが、有権者に呼び掛ける政策論議の大集会など日本の選挙であっただろうか。
ステーキ会食して政治家が国民の情報を手に入れる、というのもどうかしている。高給ステーキ店で会食できる国民がどれほどいるというのか。そして真に政治の光が必要な国民は高給ステーキ店でステーキを頬張る人たちではない。
二階氏の選挙県・和歌山県には数頭のパンダがいる。一頭当たり年間一億円以上も中共政府にレンタル料を支払う契約だそうだが、それも中共政府の気に入らなければレンタルされないそうだ。二階氏は余程中共政府のお気に入り、ということなのだろうか。
親中派により日本はどれほど危険に晒されてきたことだろうか。中国を経済的に富ませることで、日本の経済界も儲けて来たのかも知れないが、そのために国土を侵犯し日本の土地を買収し、そして世界で二番目に中国人移民の多い国に日本をしてしまった政策は大きな禍根となるだろう。
こんな利権漁りの政治家など不要だ。国民に自ら範を垂れようとしない政治家も不要だ。碌な政策を考えつかない愚かな政治家も不要だ。物事の道理を弁え、自らの「分」を弁えない政治家も不要だ。有権者の責任は重大だ。選挙は襲名披露ではないし、利権団体の親分を永田町に送る儀式でもない。