完全に収束しては何か都合が悪いのか、安倍さんよ。

<国内の新型コロナウイルス感染者が10日、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客乗員を含めて累計で5万人を超えた。7月上旬に2万人、同下旬に3万人を超え、8月3日に4万人を超えていた。わずか1週間で感染者が約1万人増えたことになり、増加ペースが加速した。
  一時は少なくなっていた国内の1日当たりの感染者数は6月下旬から増加。大都市圏から地方都市に流行が拡大、8月に入って千人を超える日が続いていた。重症者に加えて死者も徐々に増えており、医療体制の逼迫が懸念される。
  8月10日に新たに確認された感染者は839人。東京197人など大都市圏で多い状態が続いた>(以上「共同通信」より引用)



 武漢肺炎の感染患者が「わずか1週間で感染者が約1万人増えた」という。酷暑を迎えても武漢肺炎の感染拡大は止まない。当初「武漢肺炎はインフルエンザと同じコロナウィルスだから温かくなれば自然と収束する」などと素人考えを披歴していたコメンテータ氏は自身の不明を恥じているだろうか。
 何度も書いたが、感染症対策のイロハは「検査と隔離」だ。インフルエンザと同じ「共生」で良いではないか、と素人考えを主張する似非・医事評論家がいるが、それはワクチンと特効薬が普及してからの話だ。対症療法しかない感染症に対しては感染患者を隔離する以外に有効な対策はない。

 「三密」を避けるだとか、マスクをするだとか、ソシャールディスタンスを取るだとか、感染防止策を政府は公報しているが、それはいずれも完全な感染防止策ではない。飛沫感染だけでなく、空気感染までするのなら、ソシャールディスタンスも抜け穴だらけだ。もちろん殆どの人が着用しているマスクもウィルスを透過しない性能を持つモノではない。
 武漢肺炎の感染患者がいれば誰でも感染する可能性がある。それを「軽症者」は自宅療養で済ますなどという措置は間違っている。すべての感染患者は厳格に隔離すべきだ。なによりも感染患者を見つけて隔離するしかない。

 「重症者に加えて死者も徐々に増えており、医療体制の逼迫が懸念される」と記事にあるが、クラスター感染爆発が起きれば地方の医療体制など「逼塞が懸念」されるどころではない。一日で90人以上も感染患者が出た島根県の医療体制はバンクどころの事態ではないだろう。
 「GO TO キャンペーン」を見切り発車させた無能・無策の安倍自公政権によって、武漢肺炎は全国津々浦々まで感染拡大することになった。県境を超えて移動する人たち全員が2万5千円を払ってPCR検査をして「陰性」判定の人たちだけが移動しているのなら一定の安心感はあるが、武漢肺炎の自覚症状がないから平気だ、というのでは安心できない。

 武漢肺炎の感染患者は平癒後に深刻な心筋へのダメージがあることが複数報告されている。インフルエンザと同じだとほざいていた素人コメンテータ達よ、テレビで土下座してはどうか。お前たちの浅慮なコメントがPCR検査の拡大を阻害する一因ともなった。
 感染疾病に対しては「検査と隔離」こそが最大の収束方法だと、普通の義務教育を受けた日本国民なら誰でも知っていることではないか。なぜ誰もが知っていることが、安倍自公政権には出来ないのか。それとも完全に収束しては何か都合が悪いのか、安倍さんよ。

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