なぜ急いでポンコツF35Aを購入・配備したのか。

米軍の最新鋭ステルス戦闘機F35の3割近くが昨年5~11月、飛行できなかったことが分かった。米政府監査院(GAO)が25日に発表した報告書で明らかになった。


 原因は部品不足。GAOは「要求される頻度のミッションができず、戦闘機の必要要件を下回っている」と指摘。国防総省では4300の部品の修理が未処理だった。

 またF35は常に改良が加えられるため、事前に購入した部品が使用できなくなるケースも多い。すでに購入済みの部品のうち、なんと44%が海兵隊のF35に使用できないというから驚きだ。

 GAOは、F35が各国が参加する国際共同生産の形を取るため、必要に応じた部品供給が極めて困難だと強調。国防総省の管理の不十分さも挙げ、見直しを求めている。

 一方、シャナハン米国防長官代行がこうしたF35の開発計画を「Fucked up(めちゃくちゃだ)」という下品な言葉で酷評していたこともわかった。国防総省監察官が25日に発表した内部調査報告書によるもの。

 安倍政権は悪評ふんぷんのF35を現在取得を進めている42機に加え、計105機を追加する予定だが、ちゃんと国防に運用できるのか?>(以上「日刊ゲンダイ」より引用)


 常々このブログで一機147億円もするF35Aをポンコツと酷評して来た。その理由が上記記事にある。米国はこの程度の「出来上がり」の戦闘機をバカ高い値段で日本政府に売りつけた。
 その押し売りを嬉々として受け入れ、自衛隊のベテラン・パイロットを殉職させてしまった。安倍ポチ外交には反吐が出る。

 鈍重なF35Aを自衛隊の次期戦闘機に決定したのは誰だ。国会で議論して決めたわけではない。政府の一存で爆買いしたのだ。
 電子機器の塊とも言うべきF35Aだが、電子機器を動かす基本OSはまだ完成していないという。だから発射したミサイル追尾も、敵ミサイルを迎撃するミサイルも発射できないそうだ。つまりF35Aは戦闘能力ゼロの単なる「飛行機」に過ぎないというのだ。

 そんな戦闘機に一機当たり147億円も支払う金満家・政府は日本だけだ。予算が足りなくなれば消費税を上げれば良いだけだから、トランプ氏のお気に召すまで爆買いを続けるつもりのようだ。
 従来から専門家の間では「曲がれず、上昇できず、動けない」と批判されていたのは公然の秘密だ。その上、飛ぶ電子機器と呼ばれている戦闘機の基本OSの開発がまだだというのなら、なぜ急いで購入したのか。それもバカ高い価格で。

 安倍氏は国民に説明する必要がある。次期戦闘機というのならF35が完璧な機能を備えてから購入の是非について防衛省幹部と子細に検討すべきではなかったか。
 安倍外交の稚拙にして愚かな失態をF35購入に見る。そして殉職した41歳の自衛隊ベテランパイロットの死を悼む。

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