細野氏は変節して自民入りするのではなく、変節した理念に正直に従ったまでだ。
<無所属の細野豪志元環境相(衆院静岡5区、当選7回)が自民党二階派に入会する見通しとなった。同派幹部が明らかにした。二階氏は31日の派閥会合で了承を得たい考えだ。
細野氏は民主党政権で原発相、環境相などを歴任。同党幹事長のほか、民進党の代表代行も務めた。2017年に離党し、東京都の小池百合子知事らと希望の党を結成。18年の民進、希望両党による国民民主党旗揚げには参加せず、無所属で活動していた>(以上「読売新聞」より引用)
細野氏が自民党入りするという。ある意味いるべき場所へ行った、というべきか。TPP参加に舵を切り、消費増税10%を決めた民主党は既に民主党ではなかった。されは第二自民党だった。
細野氏以外にも自民党入りすべき野党国会議員がいる。政策でいえば枝野氏も岡田氏も菅氏も、もちろん野田氏も自民党入りすべき人たちだ。彼らが「民主党時代」に示した政策は「国民の生活が第一」の政策とは明らかに異なっていた。
だから民主党は下野した。グローバル化の政治路線を行くのなら、民主党政権を支持する必要はない。自民党で良いではないか、ということになる。それで国民は選択肢を失って、どうしようもない亡国政治家・安倍晋三を政界に六年間ものさばらせてしまった。
細野氏は最初から民主党から出るべきではなかった。彼には自民党的な利権政治がお似合いだ。自民党の政治家ならロチュー政治家として、落選しても杉村氏よりマスメディアで売れっ子になれるだろう。
これで野党が引っ掻き回される「因子」が一つ減った。野党面している自民党に入れなかった政治家たちも細野氏の後に続いて鞍替えすることをお勧めする。
それは民主党時代に第二自民党へ変節したことを真摯に反省して、小沢氏とその仲間たちに詫びを入れることだ。政権交代を果たした真の民主党は小沢氏たちに継承されている。マジメな国民は「国民の生活が第一」の政治が再び政権を執ることを心から願っている。