国益に反するから、安倍氏はプーチン氏と会談してはならない。

安倍晋三首相は29日午前、アルゼンチンで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議に出席するため政府専用機で羽田空港を出発した。G20首脳会議に合わせ、現地時間30日午後(日本時間12月1日午前)にトランプ米大統領や中国の習近平国家主席と個別に会談し、12月1日午後(同2日午前)にはロシアのプーチン大統領との会談に臨む。
 首相は出発に先立ち羽田空港で記者団に対し、G20首脳会議について「自由で公正な貿易体制の強化、世界経済の持続的な成長について日本の考え方を訴えたい。日本に対する期待も大きい中、議論をリードしていきたい」と述べた。
プーチン氏との会談では今月14日に合意した日露平和条約締結の実現に向けた課題を話し合う。首相は「平和条約交渉についてじっくりと話をしながら、進展に弾みをつける会談にしたい」と強調した。
 トランプ氏との会談では北朝鮮の非核化や拉致問題の解決に向けて緊密に連携していく方針を改めて確認し、対北経済制裁の緩和を求める中露韓を牽制したい考え。習氏とは10月26日に合意した「新3原則」を踏まえ、関係改善を進める方針で一致する見通しだ。
 首相はG20首脳会議で、世界経済の成長に向けた自由貿易体制の推進や海洋プラスチックごみ削減の重要性を訴える予定だ。その後、日本の首相として初めてウルグアイとパラグアイを訪問し、12月4日に帰国する>(以上「産経新聞」より引用)


 安倍氏はG20で「「自由で公正な貿易体制の強化、世界経済の持続的な成長について日本の考え方を訴えたい」そうだ。いったい何を以て「自由で公正な貿易体制」だというのだろうか。そして「世界経済の持続的な成長」とは一体何だろうか。
 安倍氏の言葉は得てしてこのような「内容」に「?」首を傾げざるを得ない発言ばかりだ。おそらく国語力が著しく劣っているか、思考回路が未熟なのかのいずれかではないだろうか。

 後段の「持続的な経済成長」に関していえば、人手不足を「外国人労働者移民」で補おうという愚劣な解決策しか思い浮かばない男が日本の首相として「日本の考え方」を訴えるという。世界の失笑を買うだけだ。それはドイツのメルケル氏が人手不足解消に難民・移民を大量に引き受けてドイツ社会を破壊した実例を見るまでもないだろう。
 或いは少しでも経済学に造詣のある者が聞いたなら、安倍氏は英国がいち早く産業革命を成し遂げ、世界制覇する英国の経済成長の原動力だった歴史すら知らないのか、と呆れ返るだろう。人手があれば経済成長する、という論理は小学生の考え方だ。経済学的には生産性の向上こそが経済成長をもたらす、と常識的な発想をすべきだ。

 安倍氏個人の能力を批判するのは正しくない。なぜなら豊臣秀吉は個人的な能力が万能だったわけではない。ただ適材適所に人を配置して天下を取った。
 しかし天下を取ってから自身の能力を過信して治世を誤り、子々孫々に政権譲渡ができなかった。だが、安倍氏は適材適所すら出来ていない。「構造改革」路線の業者・利害関係者を官邸に容れ続けて亡国政治を推進している。

 日本の恥を世界に余り曝さないで、安倍氏は黙ったまま美味い物を食ってサッサと帰国すべきだ。間違ってもプーチン氏と会談してはならない。平気で政敵を百人以上も暗殺する暴君とでは「悪の格」が違う。相手にならない。
 それは習近平氏も同じだ。安倍氏が政敵を千人単位で牢獄へ閉じ込めて平気な人物と対等に会談できないのは火を見るよりも明らかだ。マトモに漢字も読めないお寒い頭脳で何を話し合うというのだろうか。ただただ利用されるだけだ。早く帰って来て、内閣退陣の「辞任届」でも書いてはどうだ。

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