日中は価値観を共有する「仲間」なのか。
<安倍晋三首相は26日、中国の習近平国家主席との北京での会談で、今後の日中関係について「競争から協調へ」「パートナーであり、互いに脅威とならない」「自由で公正な貿易体制の発展」を提起した。会談後、首相はこれを「三つの原則」と発信したが、同行筋は「三つの原則という言い方はしていない」と公式に否定。中国側の説明にも「3原則」の言葉はない。首相が外務省とすり合わせずに会談の成果としてアピールした可能性がある>(以上「毎日新聞」より引用)
安倍氏の得意技「嘘」が日中首脳会談の「性か」発表でも炸裂したようだ。「競争から協調へ」「パートナーであり、互いに脅威とならない」「自由で公正な貿易体制の発展」という三原則を中国に提起したと安倍氏は主張したという。
しかし同行筋は「公式に否定」したという。中国側の説明にも「三原則」はない。勝手に安倍氏が手柄を誇示するために勝手に日中首脳会談で「三原則」を提起したと嘘を吐いたようだ。
外交交渉であれ、国内政治であれ、政治家の嘘は禁物だ。むしろ安倍氏の中国への願いを羅列したものだろう。もちろん、中国側は日本としっかりとパートナーを組もうという気はないし、日本に対しては今後とも「脅威」を与え続けるだろう。
自由貿易を標榜するものの、中国は決して「公正」な貿易はしないだろう。中国にとって望ましいことがすべてであって、それが相手国にとって不公正であろうと構わない、というのが鉄鋼などに見られた廉価大量輸出が中国貿易の本質だからだ。
これまで日本の対中政策が間違っていたという反省もなく、ただただ「経済優先」で突き進むことが日本の安全保障を脅かしてきた、という歴史を繰り返すことにならないだろうか。第三国30ヶ所以上で日中が共同開発する、というのは何かの聞き間違いでないかと耳を疑った。
日中共同開発、という言葉が「中国の勝手気まま」という言葉にすり替えったことがあった。それは東シナ海の「中間線」付近のガス田開発だが、そこで日本が手痛い目にあわされた。その過去を安倍氏とその随行員たちは忘れたのだろうか。
中共政府の中国は手を組むべき相手ではない。米中貿易戦争で敗北して中国経済が崩壊するのを冷ややかに眺めていれば良い。それが日本の安全保障のためになる。
中国を経済発展させて、これまで日本のためになっただろうか。経済発展を遂げると、中国は日本に対して横柄になっただけではないか。いや日本に対してだけではない。東南アジア諸国に対して、中国は軍事的脅威を強く押し出して脅しているではないか。そうした行動原理は日本の価値観と全く相容れない。
安倍氏は嘘の三原則を披露して日中首脳交渉が「大成功」だと主張するよりも、中共政府の外交基本姿勢は日本とは相容れないものだ、とのコメントを出した方が日本国民の多くは安心したはずだ。
それとも日本も中国と同様に経済力を背景に新・植民地主義を中国から取り入れるつもりなのだろうか。それなら「戦争法」を強行して、海外派遣と集団的自衛権を自衛隊に具備させた理由がより一層良く解るというものだが。まさか。
安倍氏の得意技「嘘」が日中首脳会談の「性か」発表でも炸裂したようだ。「競争から協調へ」「パートナーであり、互いに脅威とならない」「自由で公正な貿易体制の発展」という三原則を中国に提起したと安倍氏は主張したという。
しかし同行筋は「公式に否定」したという。中国側の説明にも「三原則」はない。勝手に安倍氏が手柄を誇示するために勝手に日中首脳会談で「三原則」を提起したと嘘を吐いたようだ。
外交交渉であれ、国内政治であれ、政治家の嘘は禁物だ。むしろ安倍氏の中国への願いを羅列したものだろう。もちろん、中国側は日本としっかりとパートナーを組もうという気はないし、日本に対しては今後とも「脅威」を与え続けるだろう。
自由貿易を標榜するものの、中国は決して「公正」な貿易はしないだろう。中国にとって望ましいことがすべてであって、それが相手国にとって不公正であろうと構わない、というのが鉄鋼などに見られた廉価大量輸出が中国貿易の本質だからだ。
これまで日本の対中政策が間違っていたという反省もなく、ただただ「経済優先」で突き進むことが日本の安全保障を脅かしてきた、という歴史を繰り返すことにならないだろうか。第三国30ヶ所以上で日中が共同開発する、というのは何かの聞き間違いでないかと耳を疑った。
日中共同開発、という言葉が「中国の勝手気まま」という言葉にすり替えったことがあった。それは東シナ海の「中間線」付近のガス田開発だが、そこで日本が手痛い目にあわされた。その過去を安倍氏とその随行員たちは忘れたのだろうか。
中共政府の中国は手を組むべき相手ではない。米中貿易戦争で敗北して中国経済が崩壊するのを冷ややかに眺めていれば良い。それが日本の安全保障のためになる。
中国を経済発展させて、これまで日本のためになっただろうか。経済発展を遂げると、中国は日本に対して横柄になっただけではないか。いや日本に対してだけではない。東南アジア諸国に対して、中国は軍事的脅威を強く押し出して脅しているではないか。そうした行動原理は日本の価値観と全く相容れない。
安倍氏は嘘の三原則を披露して日中首脳交渉が「大成功」だと主張するよりも、中共政府の外交基本姿勢は日本とは相容れないものだ、とのコメントを出した方が日本国民の多くは安心したはずだ。
それとも日本も中国と同様に経済力を背景に新・植民地主義を中国から取り入れるつもりなのだろうか。それなら「戦争法」を強行して、海外派遣と集団的自衛権を自衛隊に具備させた理由がより一層良く解るというものだが。まさか。