政治の対立軸は「保守対革新」でもなければ「右翼対左翼」でもない。「グローバル化」対「協調的保護主義」=「国民の生活が第一」だ。

民進党は20日、党本部で両院議員懇談会を開き、立憲民主党と希望の党に統一会派結成を申し入れるとの大塚耕平代表の提案について協議した。ただ、3時間弱にわたった会合では異論が噴出。大塚氏は当初25日に開く方針だった所属国会議員と都道府県連幹部らによる合同会議を26日に開き、正式に了承を得たい考えだが、議論が収束する気配は薄い。

     統一会派に関し、立憲の枝野幸男代表は否定的で、希望の一部は安保法制を容認するなど主張に隔たりがある。出席者からは「仮に希望とだけ統一会派を組めば、国民に『自民党の補完勢力』とみられる」などの異論が出た。蓮舫元代表は記者団に「どこに向かっているのか見えない」と語って執行部を批判した>(以上「毎日新聞」より引用)


     野党の中核を担うべき旧民主党の面々が未だに分裂をしているようだ。彼らは一体何がしたくて政治家になったのだろうか。それも民主党という野党に籍を置いて政界入りした理由は何だろうか。

     ただ単に自民党の席が詰まっていたから、手っ取り早く政界入りするには民主党から立候補するしかなかった、というのなら今からでもさっさと所属政党を出て、自民党に入党要請するが良い。その方が自分に正直な生き方ではないだろうか。


     野党がチマチマと彼我の相違をあげつらってシノゴノしている暇はない。安倍自公亡国政権は「構造改革」という美名の下にグローバル化を推し進め、日本を丸ごと米国の1%に格安で売り渡そうとしている。

     その自公亡国政権の差し金としか思えない連中が希望の党と民進党で跋扈して、野党連合の結集の邪魔をしている。先の総選挙では希望の党騒動に邪魔されて、安倍自公亡国政権に勝たせてしまった。その反省がないのか、それとももう次の国政選挙でも野党連合潰しを画策すべく紛争の火種をしっかりと民進党や希望の党に残しておくつもりなのか。


     民進党内で反対している筆頭は岡田氏のようだが、彼は小沢一郎氏を民主党から追い出した時の民主党幹事長だ。彼が自民党の別動隊というのは明白ではないだろうか。

     他にも小沢氏を民主党から追い出した連中が民進党内に残っている。彼らは民主党を財務官僚に叩き売って弱体化させた張本人たちだ。民主党支持者たちは決して自公政権を支持しない。その代わり、キチンと民主党を第二自民党にしようとした連中が民進党内にいる限り、民進党も支持しない。なぜ解るのか、それは私がそうだからだ。


     民進党は「第二自民党に民主党を変貌させた連中」を民進党から叩き出さないかぎり再生はない。党滅亡への坂道を転がり落ちるだけだ。

     かつて民主党を支持した有権者は再び「国民の生活が第一」の旗印を掲げて、国民のために政治を行う政治家集団が現れることを切望している。安倍自公政権が日本国民を蔑ろにして、「グローバル化」の旗印の下、国民の富を米国に貢ごうとしているのは明らかだ。その流れを止めるために、日本の国家と国民のために、「国民の生活が第一」の旗印を掲げて野党連合の結成を急ぐべきだ。


     繰り返し書く。政治の対立軸は「保守対革新」でもなければ「右翼対左翼」でもない。「グローバル化」対「協調的保護主義」=「国民の生活が第一」だ。



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