ペジー社の補助金不正受給100億円を闇に眠らせてはならない。
斉藤容疑者は、経済産業省が所管するNEDOの「イノベーション実用化ベンチャー支援事業」の助成金約4億3000万円を2014年3月にだまし取ったとして逮捕された。特捜部の調べに容疑を認め「研究には多くの資金が必要で、別事業の開発に充てた」などと話しているという。
NEDOによると、ペジー社はそれ以前にNEDOから2事業分、計約7億3000万円の助成金を受け取っている。関係者によると、斉藤容疑者はこの助成金の一部についても不正受給を認める供述をしているという。
斉藤容疑者はペジー社を含め、少なくともスーパーコンピューター関連会社5社の経営に関与。うち3社に国から計80億円以上の助成金や無利子融資が投入されている>(以上「共同」より引用)
<齊藤元章
2017時点で、経済財政諮問会議の2030年展望と改革タスクフォース委員メンバーとして国家戦略にも関与していた。2017年12月5日、詐欺容疑で逮捕される。逮捕容疑は経済産業省所管の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)に対して、虚偽の研究報告書を提出[3]、技術開発助成金を水増し請求し、約4億3000万円もの資金を不正に獲得したというもの[4]。これにより、12月11日に放送予定だった、「プロフェッショナル 仕事の流儀」『未来の景色は自分でつくる』は、放送が見送られることになった>(以上「ウィキペディア」より引用)
マスメディアはいつまでも角界の暴力事件に関連する相撲協会のゴタゴタを追っかけて、国民の関心を「モリ カケ」疑惑や上記引用した「ペジー社補助金不正受給事件」から逸らそうと必死のようだ。
しかし「モリ カケ」疑惑の内モリは財務省主導の値引きが行われていた現場ICレコーダーがあったことから明らかになった。カケ疑惑に関しても、安倍氏がかなり早い段階から加計氏が獣医学部新設を申請していることを知っていた可能性が高まっている。そうすると安倍氏が今年一月まで知らなかったというのは嘘の国会答弁ということになる。
そして12月5日に斎藤氏の逮捕により突如として表面化したペジー社の補助金不正受給は安倍政権の核心に直結しかねない重大事件だ。なにしろ斎藤氏は経済財政諮問会議の2030年展望と改革タスクフォース委員メンバーとして「国家戦略」にも関わっていたからだ。
そうした重要人物が逮捕された事件にも拘らず、なかなか続報がマスメディアから伝わって来ない。かつて小沢一郎氏の「政治とカネ」プロパガンダ捏造事件ではマスメディアがここぞとばかりに連日シャクを取って報じ続けた。そうした印象操作をしろとはいわないが、国民の知る権利に応えるべく最低限度の報道は続けるべきではないだろうか。
総額100億円といわれる斎藤氏への風情補助金受給は一経済人だけでなされたと思っている国民は極めて少数だろう。何らかの政界とのパイプがなければ出来ない相談だろうし、斎藤氏と安倍氏の幇間ジャーナリスト山口氏とが極めて親い関係だということから「疑惑」が一層具体性を持っている。
ぬ 東京地検特捜部が何処まで核心に迫るか、国民は重大な関心を持って捜査を監視しよう。