【ジャップ・エンド教は世界に光をあたえる】

<「Mirai」(ミライ)と名付けられたウイルスが、インターネットにつながる家電製品などのIoT機器を乗っ取り、踏み台として悪用するサイバー攻撃が世界中で猛威をふるっている。

 ミライの設計図がネット上に公開され、すでに感染したIoT機器は世界中で少なくとも50万台。日本国内への攻撃も確認され始めており、警察当局は警戒を強めている。

 情報サービス会社キヤノンITソリューションズ(東京)によると、ミライは防犯カメラやルーターといったIoT機器に、ネットを通じて送り込まれ、外部から機器を動かせるよう「乗っ取り」を行う。その後、攻撃者がサーバーなどに大量のデータを送りつける「DDoS(ディードス)攻撃」を行う際、ミライに感染した多数の機器を勝手に「踏み台」とすることで、送り付けるデータ量を増幅させる>(以上「読売新聞」より引用)

 「Mirai」(ミライ)はパソコンに感染するのではなく、インターネットに接続されたIoT機器を乗っ取るところに感染防止の難しさがある。なぜなら、IoT機器にはウィルス感染を防止するファイヤーウォールがないものが殆どだからだ。
 感染した場合にはIoT機器によって様々な情報を盗まれることが予想される。例えば監視カメラシステムに侵入した場合には監視カメラの情報がそっくり流出することになるし、複合機に侵入した場合には複合機でコピーした書類などの情報が盗まれることになる。

 それだけではない。生産工場のシステム制御装置に侵入した場合には生産工場の情報が盗まれることになる。ホームセキュリティに侵入した場合には、容易に犯罪防止システムの解除ができるようになる。
 そうしたIoT機器に依存する社会全体にとって脅威だ。
��上記以外においても、店舗のPOSレジ、医療機器、家電製品など、さまざまな分野で、IoTの仕組みが利用されています。
家庭用の冷蔵庫・エアコンで外出先から操作出来るもの
ガスメーターや水道メーターへの普及も進んでいます
ビルやオフィスの入退出管理システム
介護システム
レジャー施設での設備
交通監視システム
交通機関の運行システム
災害監視システム(火山や河川の監視など)
IP電話などの通信機器
自動車(最近では、自動車への応用も急速に進んでいます)
世界のIoTの利用デバイス(機器)の状況は、2015年で250億、2020年には500億のデバイスがインターネッに接続されると推計されています>(以上<>内は「事件・事故・災害アーカイブ」より引用)

 社会は性善説で成り立っている。性悪説に立つなら社会インフラのコストは膨大なものになるだろう。各家庭の防犯装置も高額なものを導入せざるを得なくなるし、塀だって高くて頑丈なものにせざるを得なくなる。
 IoT家電製品もファイヤーウォールを設定し、絶えず最新のセキュリティ゜ソフトを更新し続けなければならなくなる。そうしたコストもすべて最終消費者が負担することになる。

 ミライを開発したのはおそらく興味本位の個人ではなく、ある国家機関ではないかと思われる。それが判明した場合はその国の政府に対して厳重な抗議と罰則を与えなければならない。情報を抜き取られることは経済的な損害を与えられることだから、当然損害賠償請求をしなければならない。
 ミライの感染経路を根気よく突き止めていけば、必ずネットの発信者に行き着く。つまり犯人は特定される。電波と異なり、ネット犯罪は最終的にウィルス発信者を特定できる。世界のサーハーが協力して、ミライの発信元を突き止めてゆく必要があるし、今後ともこうしたネットを悪用した犯罪は多くなりこそすれ少なくなることはないと思われるから、反・社会的なネットユーザーを排除するためにもネット市民は協力すべきだ。


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