麻生氏の大好きな米国も消費増税に「ノー」を突きつけた。

 四月の8%増税以後、日本の景気は減速し不況局面に転落しようとしている。それを懸念して<日本の消費増税に米国からノーが突き付けられた。4月以降の成長鈍化について、ルー米財務長官が「期待外れとなった」と 表明したのだ。増税推進派は「消費増税は国際公約」というのだが、再増税を強行すれば世界に迷惑をかけることになりかねない。
 ルー財務長官は21日、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の閉幕後の記者会見で、
日本とユーロ圏を名指しして、最近の成長鈍化を指摘した。日本については、消費税率を4月に8%に引き上げて以降、
個人消費と投資が落ち込んでおり、「経済活動の縮小による困難に直面している」と懸念を示した。>(以上「ザックザック」引用)

 麻生財務相は「消費増税は国際公約」などと根拠なき戯言を繰り返してきた。たとえ国際公約があったにせよ、麻生氏は日本国民の負託を得て国会議員になっている。国際公約よりも日本国民の生活の方に重きを置いて政治をやるのが本筋だ。
 国際公約で消費増税すべきだ、と麻生氏の耳に吹き込んでいるのは財務官僚の面々に違いない。彼らにとって国民生活よりも歳入を確保してすべての省庁に予算配分する権能を確保する方が優先する。省益あって国益なき典型的な連中だ。

 似非野党の、自民党補完勢力が離合集散を繰り返して「みんな」だか「未来」だか「維新」だか、政治理念の不明な政治家の群れが永田町を漂流している。彼らがいかに離合集散しようと、国民に馬脚はミエミエだ。所詮は自民党になりたい野党になりきれない連中だ。
 民主党も海江田氏に期待したが、結局は自民党になりたい連中を切れなかった。「ただちに健康被害はありません」と意味不明なコメントを繰り返して大勢の福島県民を被爆させた枝野氏を臆面もなく幹事長に据えるなど、狂気の沙汰だ。検察とマスメディアがでっち上げた「嫌疑」だけで小沢氏を座敷牢に閉じ込めた岡田氏を代表代理に登用するなど、海江田氏は自身の代表の椅子にしがみつくためには政治理念などどうでも良い、ただの肩書病に陥ったようだ。病人は永田町から離れて転地療養するしか処方箋はない。

 テレビの芸人オンパレードの楽屋小芝居に明け暮れしているのと同様に、永田町も蚤のキンタマだナンダカンダと騒いで、この国の大政を見失っている政治家たちばかりだ。だからルー米財務長官から日本の野党の役割を奪いかねない発言が飛び出すのだ。
 少しは野党の政治家諸君は顔を赤らめて恥じてはどうだろうか。ワケ知りな顔をして「この国の財政規律のためには増税は必要だ」などと一見マトモな、じっくり考えれば頓珍漢な発言までする始末だ。いかにルー米財務長官が日本の野党政治家よりマトモか、政治家の基礎知識として経済原論から学び直してはどうだろうか。

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