もはや韓国の「いわゆる用日派」にすら妥協することもできない。

 韓国の韓国陸軍元大佐の池萬元氏は、「反日親中は韓国の国益を損ねる愚行」と断言する、という記事をSAPIO10月号に掲載している。<最初にお話ししておきたいのは、私はいわゆる親日派ではないということだ。歴史問題や慰安婦問題、独島(竹島)問題に対する日本の主張には同意できない。しかし、現在の韓日摩擦については韓国側にも批判的な視点を持つことが必要だと考える。朴正煕政権以降、韓日は密接な友好関係を発展させ、2000年代には日本の韓流ブームをはじめ文化的交流も深まった。それを台無しにする朴槿恵政権の対日強硬姿勢には大きな問題がある。朴大統領は歴史認識や慰安婦問題に偏重し、経済連携や韓米日の実質的な軍事連帯の重要性を見失っているからだ>(以上「SAPIO」引用)

 しかし池萬元氏の危機感は理解できるが、彼が「歴史認識」や「従軍慰安婦」や「竹島の帰属」などで韓国の立場に立った上で、日本との関係改善を図ろうというのは「用日派」であることを示している。その立場にある人たちは関係を結んでも、根本的な観念が異なるため表面上の関係修復に過ぎない。
 そうしたその場しのぎの関係改善が長期的には何ももたらさないことは学習済みだ。彼らは日本を利用するだけ利用して、すべてを自分たちの都合よく国民に宣伝して自分たちの手柄として誇るだけだ。実際に韓国民の何パーセントが日韓併合時代に半島の近代化が飛躍的に進んだかを知る者は殆どいない。

 日韓併合と東南アジア諸国で欧米列強が行った植民地政策との比較を冷静に検証する韓国民は皆無に近い。そうした集団ヒステリーに等しい韓国民を相手に道理を説いたところで相手の心には何も伝わらない。石の壁に向かって対話をするのと同じほど、日韓国交改善は無意味なことだ。
 池萬元氏は日本と齟齬が生じた本質的な原因を探ろうというのではない。なにはともあれ韓国の安全保障の観点から日米韓の枠組みを崩してはならないというだけのことだ。そうした「用日派」に何度裏切られたことだろうか。徹底的な対立こそが、今の日韓関係には必要だ。中途半端な妥協は決して未来に良い結果を残さない。

 それで朴政権が中国と親密な関係を築いて、日本と断交に到っても日本にどれほどの損失があるというのだろうか。世界で反日を実施している中国と韓国が結び付くのは必然だ。それが韓国の独立を脅かす事態に到ろうと、韓国政府と韓国民の責任だ。
 韓国ファンタジーに過ぎない「従軍慰安婦」と中国ファンタジーに過ぎない「南京大虐殺」と、何と似通った国同士だろうか。それぞれは日本から莫大な経済援助や技術援助が一因となって。国家が近代化したという事実を国民に何も教えずに反日教育プロパガンダを国際社会にばら撒くという習性までもソックリだ。日本は中・韓と関わるのにウンザリだ。辟易した中・韓とのかかわりなく世界各国と親密な関係を築く方がどれほど良いことか。


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