安倍氏の言う「未来志向の外交」とは何だろうか。
安倍氏は朴大統領に電話して「両国の間には困難な問題もあるが、未来志向で協力していこう」と述べたようだ。しかし安倍氏が「未来志向」と言う言葉で誤魔化している中身は乗り越えられるものではない。
電話会談では竹島には触れず安倍氏が朴大統領に訪日を促したのに対して返事をしなかったようだ。これでは「未来志向」と呼びかけた安倍氏の面子は丸潰れだ。
朴大統領が日本に再三再四求めている「歴史認識」とは韓国によって捏造された歴史を認めよ、という強要に他ならない。断じて韓国による歴史上の事実を歪曲する身勝手さを認めるわけにはいかないし、韓国のそうした態度こそが国際社会で韓国が孤立する原因だと気付くべきだ。
米国に対して5000年の歴史ある韓国に対して僅か200年程度しか歴史のない国が大口を叩くな、と発言して顰蹙を買っているというが、当たり前のことだ。韓国に5000年の歴史のないのは明らかだし、韓国の明文化された歴史書も1100年代のものが最初の文書だ。日本が明文化された歴史書「日本書紀」を700年代初期から持つのと比較しても半島が未開の地だったことは明らかだ。
歴史を捏造しているのは韓国の方だ。歴史を史料に基づいて科学的に精査し、国民に真実を教えるのが国家としてのあり方だ。為政者の都合によって歴史が何通りも作られてはたまったものではない。しかし世界には歴史を捏造して国民に信じ込ませて指導者にカリスマ性を持たせようとする愚かな政治家は後を絶たない。韓国と同じ民族の北朝鮮もまさしくそうした国の一つだ。
韓国は「従軍慰安婦」などというフィクションを史実と世界へ向かって強弁し、日本非難の輪を作ろうとしていたがボロが出始めて韓国の主張が怪しいと疑いの眼差しで見られるようになっている。ニューヨーク議会で「従軍慰安婦」に対する日本非難決議は否決されたようだ。今後益々韓国は世界で孤立するだろうが、韓国が歴史認識を改め、竹島から手を引かない限り韓国に日本が協力する必要はない。子供をしつけるには間違ったことをした場合は叱り、間違いをしっかりと認識させることが必要なのだ。