アーミテージは日本に対する余計なお節介をやめるべきだ。
アーミテージ氏が同盟関係を強化して中国や北朝鮮の脅威に備えよ、と発言したようだ。しかしアーミテージ氏とは一体何者なのだろうか。
元米国務副長官のアーミテージ氏が政権交代による日米同盟に入った亀裂により北方四島や尖閣諸島へ近隣諸国が圧力をかけてきている、と分析して見せたが、それは正しくない。
米軍が日本国内の基地から大挙して撤退したり、日米安保条約改定の動きがあったのならアーミテージ氏の分析も的を得ているといわなければならないだろう。
しかし米軍のグアムなどへの撤退は米国から出てきた話だ。日本国内基地のありように対して日本の首相はいささかも決定権を有していないようだ。すべては防衛・外務官僚が米国の僕となって走り回っているだけだ。
そうした状況に変化は何もなく、ロシアや中国や韓国が日本の領土へ嫌がらせをしているのは用心棒のプレゼンスが低下したからに他ならない。日米同盟に亀裂が入ったからではなく、米軍が予算削減やアフガンでの戦略的失態により威信が低下したからだ。問題は米軍にある。国防に対してハンドリングを実行できない政権にどんな責任があるというのだろうか。
リチャード・アーミテージ氏は日本に余計なお節介を焼くのをやめなさい。それがあなたの商売だと解っているが、性能の悪い兵器をバカ高い値段で売りつけ、暴利を貪る米国軍需産業の代理人なら日本への売り込みの前に、もっと価値のある兵器を造ってはどうだろうか。
F35は完成する以前から既に欠陥商品だ。ミサイル防衛は穴だらけの網に過ぎない。日本に軍需産業を認めない、とするバカな戦略を米国は放棄すべきだ。日本が造った方が高性能にして安価で品質の安定した兵器を製造するだろう。いつまでも米国が大きな顔をして日本に余計なお節介を焼ける時代が続くと思ったら大間違いだ。