天皇陛下に対する非礼や領土問題に与野党はない。
与野党である前に、まずこの国の主権者国民を代表する政治家であれ。天皇陛下に対する非礼発言への謝罪と領土に対する日本の主張の正当性を宣言する国会決議をほとんど全会一致で議決したのは政治家としての良識ある行為だ。
韓国政府は早速「受け容れられない」と非難したが、なぜ一歩退いて、冷静に考えないのだろうか。いかに強弁を重ねても史実を覆すことは出来ない。
韓国政府は国民に施している捏造した歴史教育を直ちにやめるべきだ。反日を幼少の頃から国民に刷り込んで、一体どのような善い事があるのだろうか。隣国への反感と、理由なき優越感の植え込みが、後の彼らの人生にどれほど大きな弊害をもたらしているか、韓国にはマトモな教育家はいないのだろうか。
善隣友好関係は上っ面の言葉だけであってはならない、といっている韓国が上っ面だけの友好関係を日本に求めてきていたのではなかっただろうか。それも反対給付たる「経済利益」を手に入れる手段としての友好関係に過ぎなかった。
日本も韓国を防共のテトラポットとみなすのをやめよう。既に共産主義は日本にとって脅威ではない。米国は現実には以前ほど不気味な存在でなくなった中国の軍事的脅威やロシアの軍事的脅威をいつまでも根拠にして日本政府と日本国民をコントロールしようとするのをやめるべきだ。
米国の国際戦略のために日本が存在しているのではない。同じように朝鮮半島の人たちも中国や米国の思惑のために存在しているのではない。それぞれの国民はそれぞれの幸福を追求する自由があるはずだ。政府や一部権益者たちのために国民が踏み台になる必要はない。大国による地域分割支配の思惑を断ち切り、分断国家から一日も早く脱却することを韓国民は希求すべきだ。反日ではなく朝鮮半島の過去と未来を学び、独立した国民として朝鮮民族は自立すべきだ。
自立は新たな戦闘をすることではない。日本と敵対すれば自立している証ではない。反日は朝鮮半島民族の被支配者意識の裏返しだ。弱者の空威張りに過ぎない。そうしたみっともないことはやめて、真の善隣友好関係を築くために日本併合時代の35年間を冷静に振り返り、評価すべきことは感謝の念を以って評価しなければならない。李氏朝鮮がいかに腐りきった支配者による社会であったかを、1910年以前の文献を整理して韓国民は歴史に学ぶべきだ。そこに現代韓国の宿痾とも思える「両班思想」の根が見えるはずだ。そうした社会の風潮を一掃するためにも、正しい歴史教育を始めるべきだ。捏造された歴史教育により確立される国民のアイデンティティとは一体なんだろうか。日本に対する憎しみで成り立つ国民の誇りとは一体なんだろうか。そうしたバカバカしい思想の連鎖を韓国民はいつかは断ち切らなければならない。
韓国に対して日本国民が本気で怒っているのに、韓国民は驚いているだろう。日本国民はやっと悟ったのだ、上っ面を幾ら繕っても本質的な関係が構築できない限り強固な善隣友好は構築できないことを。たかる国民とたかられる国民がついに心から打ち解けないのは当たり前だ。そうしたいびつな関係から脱却するには、手荒な荒療治も必要だ。
愚かな評論家やコメンテータがテレビでもっともらしく「早く両国間の争いを収束すべきだ」とのたまっているが、彼らの愚かな考えが今日の日韓関係を作ったのだ。冷静な未来を見据えた対応を日本はすべきだ。これまで与えてきた韓国への優越的な待遇がいかに韓国政府と韓国民をスポイルしてきたか、日本は反省すべきだ。