政府公職や党役員にあって菅氏に「辞めろ」とはおかしな話だ。
菅首相に任命された政府役職にあって菅首相に退陣を迫ってみたり、菅党代表から任命された党役員にあって菅代表に辞めろとは、実に身勝手な振る舞いだ。岡田氏や仙谷氏やその他民主党の幹部に共通する愚かさだ。
まずは菅氏に任命したもらった役職を辞してから「あなたはお辞めなさい」というのが筋だ。そうしたことも為しえないで、ただワーワーと騒いで野党自公の要請に易々と乗って「子ども手当」の旗印を下してしまった。どこまで民主党を貶めれば気が済むのだろうか。自分たちが取った政権ではないから惜しくもないのかもしれないが、民主党の2009マニフェストに託した国民の願いはどうなるのだろうか。全く愚かしいとしか言いようがない。
ついに一兵卒以下の小沢氏(小沢氏は無役の上党員資格まで党役員によって停止されている)が立ち上がらなければならないと意を決したようだ。党の要職にある連中は恥ずかしくないのか。政府高官として椅子にしがみついている連中は尻がこそばゆくないのだろうか。ただ小沢氏が立てば民主党から出なければならなくなる。不信任案の提出が民主党の平議員では出来ないからだ。ここに民主党は瓦解することになるが、それも致し方ない。ひとえに党幹部の無能・無策に尽きる。古来より「類は類を以て集まる」とは良く言ったものだ。無能菅氏の周囲には無能な連中が集まっている。