マスコミよ、首相候補はいるぞ、お前たちが潰した小沢氏だ。
久しぶりにテレビを視聴していたら、古館某というMCの報道番組で、編集したと思われる街頭の声として「こうした災害時に政局はいかがなものか」というインタビューだけを流して、締め括りとして「菅氏を不信任して、後を誰がやるのでしょうか」と古館某が問い、「いませんねえ」と解説者とおぼしき人物が掛け合い漫才のように応えた。
彼らは政界をすべて見渡す超人なのだろうか。それとも政治家はすべて自分たちよりバカな存在だと見縊っているのだろうか。菅氏に勤まる首相職なら誰にだって勤まる。そして菅氏と誰が代わったって良くなるのは明らかだ。さすがは「テレビ朝日」だと思った。
菅氏の後を誰がやるのか、といえば小沢氏だと答えるしかない。検察や大手マスコミの垂れ流したプロパガンダにより検審起訴という憲法的に問題のある手法により「起訴」されている。大手マスコミは小沢氏の芽を摘んだつもりかもしれないが、どっこい国民は小沢氏を待望している。この国難ともいうべき非常時に危機対応できる政治家は小沢氏を措いて他にない。
先ほどの街頭インタビューで若い二人連れの女性が「この非常時に首相を代える暇があったら災害復興してもらいたい」なぞと能天気なことを言っていた。彼女たちは菅氏と東電と気象庁と経産省とのグルによる資料隠蔽により低線量被爆させられている事実を知らないから平常心でいるのだろう。東京にも三月中旬から二十日にかけて福島第一原発の水素爆発により放射性物質が撒き散らされたものが降っていたと思われる。
菅氏を首相として仰ぐのなら五年後の放射能被害の顕在化で慌てふためかないことだ。やってはならないことを菅氏はやってしまった。同じことを「ただちに健康被害はない」と発表し続けた枝野氏も同罪だ。低線量被爆なら直ちに「急性放射能被害」が出ることはない。概ね五年後あたりから出るのだ。
官邸として政治家がやるべきことは知り得たすべての情報を速やかに開示して「屋内待避」や「マスクの使用」や「靴の埃を屋内に持ち込まない」などの国民が気を付けることを広報すべきだった。そうしたことを一切しないで水素爆発した前後の重要な情報を隠してしまった。これでも菅氏は国民を守る首相に値するのだろうか。「災害の非常時だから首相を代えるべきでない」などとあまり能天気なコメントは街頭インタビューでしないことだ。
そして菅氏の後には小沢氏がいることを大手マスコミに進言しよう。