挙党体制とは程遠い改造だ。
仲良しクラブに民主党マニフェスト裏切り増税路線の改造とは民主党の解党的大敗はここに決まった。もはや菅政権にはいう言葉もない、羊頭狗肉政権もここに極まった。
国民に顔を向けた「国民生活が一番」というスローガンは消し飛び、いつの間にか「官僚利権擁護と財政規律が一番」に看板が掛け変わってしまった。
稚拙でも国民の期待に添うべく懸命に働いていればそれほど支持者は離れないが、口先でだけ「挙党態勢だ」と叫びつつ、仲良しクラブを政権に集めて我が世の春を謳歌すればあっという間に支持者は離れる。
それもよりによって2010参議院選挙で大敗の責任を取って幹事長を辞任していた枝野氏が官房長官に焼け太って返り咲く。全く懲りない面々だ。実力も見識も何もない連中が政権の中枢に陣取って「自信を持って行こう」と叫べば国民はしらけるばかりだ。
米国追従官僚制内閣はついに完成した。2009マニフェストで国民に空手形を切っていたが、菅氏の裏切りにより空手形は紙屑になってしまった。何のための政権交代だったのだろうか。
改革は何も期待できないし、改悪が断行されるだろうことはいくらでも予測できる。菅氏にはウンザリだ。つける薬のない人には一日も早い退陣を望むばかりだ。