小沢氏の話は論理的だ。
まさに小沢氏の発言通りだろう。国民の多くは小沢氏に関する疑惑捏造報道のマヤカシに気付いている。あとはどのように小沢氏が対処して濡れ衣と不当な報道を展開した大手マスコミにケジメをつけさせるかにかかっている。
いかに与党の菅・仙谷一派や野党が批判しようと。検察が不起訴としたものに政治的・倫理的疑惑は存在しない。訊かなければならないのは30億円もの巨費を投じて政局疑惑の残る捜査を展開した検察と、基本的人権無視の集団リンチともいえるプロパガンダで小沢氏の名誉のみならず政局を左右した大手マスコミの報道姿勢は万死に値する。
しかし小沢氏は激怒するでもなく、淡々と論理的に述べられたのは人格のなせるところだろうか。テレビなどで連日「政治とカネ」を喧伝し続けたコメンテータやMCは首を洗って待つが良い。不当な不確認情報を流し続けテンとして恥じない姿勢は報道を語る資格を喪失したものだ。事実を事実として報ずべきが報道の本旨だったはずだ。好悪の念で人を評してはならない。
菅政権の先行きが誰の目にも崖っぷちなのは明白だ。明日のない政権運営でしかも迷走を続けている状態では一日も早く退陣する方が国家と国民のためだ。小沢氏が指摘するまでもないことだが、ただ一点だけ異を唱えるなら、民主党から民意は既に大きく離反している。改革を標榜していた政党が改革の旗印を捨てて官僚制内閣へ戻ったのなら政権交代させた意味がない。自民党的な素人内閣にどのような魅力があるというのだろうか。
小沢氏が政権に就いて内閣を組織してこの国を動かす方がどれほどましか、国民の多くは知っている。ただその声を掻き消すように大手マスコミが連日「政治とカネ」疑惑捏造報道をタレ流しているだけだ。しかし小沢氏の裁判が始まれば真実は明らかになるだろう。
事ここに到って、刑事被告人が首相になってはいけないという法律はない。国家と国民に害悪の大きな菅氏には早急に退陣してもらって、小沢氏こそが堂々と胸を張って日本の首相になってもらいたいものだ。