検察ごっこに血道をあげている場合なのか、岡田さん。
小沢氏の何が気に食わなくて検察が不起訴として「無罪」会見したものを、国会に招致して質問会を開こうとするのだろうか。しかも同じ政党の先輩議員に対して。岡田氏にはどのような打算があって小沢氏をさらし者にして、どのような効果を求めようというのだろうか。いずれにせよ、小沢氏を政局の局面打開の道具に使おうというのに間違いない。何という愚かなことだろうか。
強制起訴となることが決まっている小沢氏をどうしても招致したいというのなら、裁判が終わってからにしてはどうだろうか。いかにマヤカシの第五検審会の議決とはいえ起訴は起訴だ。刑事被告人になる人に対して「疑惑を持たれた人は説明すべきだ」というのはいかにも乱暴だ。
たとえば道を歩いていてチンピラが因縁をつけてきた。しかし一点の非もなかったことからチンピラは因縁を撤回して「無罪」記者会見までした。しかしその「無罪記者会見」を誰も伝えなかったことから野次馬は「チンピラに因縁をつけられたお前にも非はあったのだろう。国会で説明せよ」と言っているのだ。
もちろんチンピラとは調書捏造した検察官で、記者会見を伝えなかったのは記者クラブに所属している大手マスコミだ。そして野次馬は言わずと知れた大手マスコミの疑惑捏造報道に扇動された国民世論だし、それに乗る矜持なき馬鹿な国会議員諸氏だ。その筆頭が菅氏であり岡田氏であり仙石氏であり枝野氏だ。
国会で問題とすべきは非民主的な起訴議決機関「検審会」であり、検察リーク情報を垂れ流し捏造報道を繰り返している大手マスコミの責任者であり、そもそもこの疑惑事件をでっち上げた東京地検特捜部であろう。
その深い闇をきれいにしない限り、この国はいつまた誰が身に覚えのない「疑惑」で検察当局の強制捜査と嵐のような大本営情報垂れ流しと検審会による「強制起訴」の刑事被告人製造のストーリーに嵌め込まれるか分からない。こんな恐怖の構造を放置したまま、何が小沢氏国会招致だ。岡田氏よ、あなたは正気か。