小沢氏を喚問したい議員から質問事項を書いてもらえ。

 国会で「裁判ごっこ」をどしてでもやらないと補正審議入りしないというのなら、まずは小沢氏に何を訊くのか質問事項を出してもらったら良いだろう。一日数億円もの貴重な国会運営経費をかけて行うというのなら、実りのある会にしなければならないだろう。そうすれば彼らがいかに物事を知らないマスコミに悪乗りしただけの人たちか露呈するに違いない。


 


 小沢氏はまさに強制起訴されようとしている。それも憲法違反の可能性のある、刑事訴訟法として検審会に許された起訴事実を大きく逸脱したもの思われるものを根拠として、だ。国会議員なら問題とすべきは小沢氏のマスコミにより捏造された疑惑ではなく、一般「市民」による乱暴な起訴を誰もがなされ被疑者となる事態が目の前で展開されている恐るべき事態をこそ問題とすべきだ。しかしそうした声が国会で少数派なのは国会議員の劣化が著しいといわなければならない。


 


 国会議員が週刊誌や新聞を片手に質問するような愚かなことを続けている以上、国会議員はマスコミの掌で踊っているといわれても仕方ないだろう。この国は人権擁護を謳う憲法を持ち、推定無罪の原則で人権を守る法治国家ではなかっただろうか。「疑わしきは被疑者の利益」が原則であるべき検事訴訟法で、小沢氏の無罪すら論理的に理解できない劣かな「市民」による「疑わしきは法廷で白黒を」という議決を後生大事に騒ぎ立てる国会議員は、そのバカげた「市民」以上の愚かそのものだ。


 


 「政治とカネ」なる括り文句はマスコミの作り出した小沢氏に対するいわれなき捏造疑惑のスローガンだ。その実態は何もないと検察は知って知り抜いていながら検審会をけし立てて強制起訴としてしまった。この卑劣にして愚かしい連中を糾弾しようともしないで、大勢の国民から選ばれたこの国を代表する国会議員を陣笠のような連中が問題視する。この世は逆立ちが珍しくなくなったが、この見事な逆立ちは国民に暗澹たる将来をしっかりと見せている。民主主義はすべて平等だという概念は理解するが、少なくともこの世の人物は玉石混淆だ。自身は玉になれないまでもせめては誰が玉であり誰が石くれかの判別ぐらいは出来る人物眼を養いたいものだ。



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