至極まっとうな発言だ。

「自立と共生」とは言い得て妙だ。「共生と自立」でないところが良い。まず日本人個々人が自立して個々人の価値観をしっかりと打ち立てた上で協力し合って「共生」するのだ。


 


 小沢氏の発言は常にぶれないことが素晴らしい。いつも同じことを言っている。日本の民主主義が戦前も一時は大正デモクラシーとして花開こうとしたところで昭和恐慌となり軍部の台頭により大政翼賛会へと改変させられた。それに大きく手を貸したのがマスコミだった。


 


 戦後も民主主義は百花繚乱のようだが、どうやらそれは飼い慣らされた民主主義に過ぎなかったようだ。その主導的な役割を果たしたのが全国紙とNHKが主導したラジオ・テレビ局などのマスコミだ。この国は有能な政治家であろうと米国に盾突く者は粛清されてきた。そして日本はせっせと働いて貯めた外貨で米国債を義務的に買わされ続けた。それが日米同盟関係だと、GHQの残像に怯える官僚やマスコミ関係者をして言わしめたのだ。


 


 自立した国民とは自立した国家に存在する。莫大な防衛予算で米国の軍需産業から買い続けた兵器と装備で自衛隊を構築したが、自衛隊は軍隊としては実にいびつな形態をしていて、専守防衛すら米軍と共同でなければ機能を発揮できない仕組みになっている。


 


 自立した日本国民を創るために、日本は日本人で守るという世界のどの国でも当たり前のことを日本でも実現しなければならない。幸いにして米軍はグアムまで退こうとしている。日本は仮想敵国とあまりに近いため、先制攻撃を受けた場合に甚大な損害を被ると予想されるためだ。だから日本から撤退してグアムまで退くのだ。つまり米軍は米国を守るために存在している。決して日本を守るために存在しているのではない。たまたま仮想敵国が同じだから力を併せようとしているに過ぎない。


 


 しかし中国も大量の米国債を保有している。いつでも米国経済を壊滅的に混乱させるカードを中国も持っている。米国は迂闊に中国に手を出せない状態になっているのだ。米国債を大量に保有しているのは日本も同じことだが、日本は米国のポチだから心配することはない。冗談にでも「米国債を売却する誘惑に駆られる」と口走った橋本首相は実におかしな事件で失脚し、政界引退後間もなく没した。


 


 子々孫々にこの国をまともな国にして受け継がせなければならない。戦後の滓のような様々な事柄をきちんと片づけなければならない。それが今を生きる日本人の責任だ。そのことを小沢氏は言っている。



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