中国は日本の「本気度」を測っている。

 戦後日本は「戦争放棄」の憲法の下、防衛を米国に頼り腰抜けの国になったと近隣諸国は見做している。だから何をしても「キャンキャン」と吠えるが実質的には何もしてこないし、強硬姿勢を示せばどこまでも譲歩すると思い込んでいる。


 


 中国は尖閣諸島を自国の領土だと強弁して、この際一気に韓国の竹島のように実効支配へ移ろうとしているのだろう。韓国が国際的に日本領と認められている竹島を支配しても日本は軍艦を差し向けて威圧しつつ外交交渉を行う、という世界の外交で常識的な対応をしていない。


 


 かつてアルゼンチンがアルゼンチン沖の英国領土のフォークランド島へア軍を上陸させて支配しようとした折、英国は空母を旗艦とする艦隊を派遣して上陸作戦と戦闘行為を果敢に実施してア軍を島から駆逐した。それが世界の常識で、武力による実行力がなければ国境の確保は困難だ。


 


 中国は自国の国民に対して「尖閣諸島は中国領だ」と宣言している。漁業交渉でも日本は中国に日本領海内での操業を強硬に排除しないで中国漁船の操業を認めている。そのような「譲歩」する姿勢は、どこまで譲歩するのかと次の段階へと進む誘惑を中国に起こさせる。それは中間線上での石油掘削にも出ている。日本は何処まで折れるのか、と強硬姿勢で次々と領海を侵害し、それに日本が譲歩すればするほど付け込んでくるのだ。


 


 中国はかつて旧ソ連と国境の川の中州の領有をめぐって武力衝突したことがあって戦死者を出している。ベトナムとも国境線をめぐって軍事衝突し戦死者を出している。朝鮮半島に対しても「高句麗」の歴史を持ち出して半島を中国領だと主張したりしている。そうした国と「友好」と「話し合い」だけで事が済むと思わないことだ。少しでも譲歩すると、そこが既定となって次の譲歩をしつこく求めてくると覚悟しなければならない。日本的な話し合いによる解決策は国際的には非常識なのだ。国境線の問題は必ず武力衝突になっている中国の歴史を知らなければならないだろう。


 


 中国は「監視船」を派遣したという。それは監視船という名の軍艦だろう。こうした事態になっても国境の警備をいつまで海上保安庁に日本は任せておくつもりだろうか。自衛隊は飛行機を一日一便飛ばして監視するとしているが、自衛艦艇を派遣して不測の事態に備えるぐらいの構えがあって良いのではないだろうか。「国際紛争の解決に武力を用いない」という非常識な日本国憲法では尖閣諸島は中国に奪われてしまうだろう。だから武力行使になる前に尖閣諸島の海域へ派遣して中国から攻撃を受けるのを待って反撃するしかない。そこで犠牲者が出れば先制攻撃を禁じた「日本国憲法」に殺害されたことになるだろう。


 


 中国の恫喝に屈してはならない。用心棒にも出番が来たようだよ、と通告して尖閣諸島の近海へ第七艦隊を派遣してもらうことだ。それが嫌だというのなら、米軍にはさっさと本国へ帰ってもらうしかない。そして用心棒代を防衛費の自衛官人件費と装備費へ回して米軍が撤退した基地へ自衛隊を配備することだ。



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