当選後何をするのか、読売新聞によると…
菅氏は「内閣改造」に着手する、と言い、小沢氏は「まず連立」を行うとしている。そこに両氏の相違が明確に現れている。
たとえ菅氏が再選されても散々発行した「人事の空手形」をすべて回収するのは限られたポストから不可能なことは明らかだ。それよりも小沢氏が述べた「まず連立」という方が現実的だ。
いかに立派な内閣を作っても現状では参議院で立ち往生して菅政権は瓦解するしかない。衆議院で2/3すら持っていないためあらゆる議案・法案が参議院で否決されるからだ。
そうした国対を考えるなら「まず着手すべきは連立」だ。その枠組みが出来なければ内閣は造れない。菅氏の頭脳には「連立」は皆無のようだ。
中国漁船に対しても甘い対応をして国益を損ない、中国はさらに尖閣諸島に強気で出ることを窺わせている。対中国で腰抜け仙谷氏や無能菅氏に任せてはならない重大な局面だ。ここは簡単に考えないことだろう、中国はいろんな手を使って尖閣諸島をわがものにしようとしている、という領土的野心から仕掛けていると覚悟しなければならない。とうてい無能な菅氏に応対できる事態ではない。なぜ菅氏を無能と断定するのか。人事権をちらつかせて代表選を乗り切ろうとしているからだ。そくなものは負ければ掌からスルリと滑り落ちてしまうものだからだ。しかし官邸暮らしに馴染んできた菅氏はいつまでもそこに居座り続けられると早くも勘違いしているようだ。
代表選で勝てばまず最初に成すべきは連立工作だ。国会を正常に動かすことは民主党のためだけではなく、国家と国民のためだ。中国問題で突然火の手が上がり、普天間移設問題もあり円高株安デフレ問題も抱え、各種官僚・機構・組織改革もしなければならない時期に無能・無策な菅氏が再選されれば、この国と国民が受ける損失は計り知れない。まともな民主党の国会議員なら、内閣改造を唱える菅氏が良いのか、連立から着手すべきとする小沢氏が良いのか明白だ。それすらも分からないようなら、次の選挙で落選する方が国家と国民のためだ。あなたの代わりは幾らでもいる。