検察は何をしている。

 USBメモリーの記憶容量はかつてのフロッピーやCDディスクとは比較にならない。1000円もしないものでも4GBと大容量だ。書類ならほとんど無制限に入るし、画像があっても記憶容量を心配することはない。そうしたものが掌に乗るほどの小さな機器として普及している。高度に個人情報を管理しなければならない官公庁は細心の上にも細心の取扱要綱を設けて規制しているはずだ。


 


 それが鞄の中に入れて持ち出し、置き忘れていたとは何事だろうか。その検事は日常的に私物のUSBを仕事場へ持ち込んでPCから情報を記憶させて持ち歩いていたのだろうか。それに対して上司は何ら注意を与えていなかったのだろうか。


 インターネットで情報をメールに添付して部外へ送信した場合には「送信履歴」が残るが、USBに記憶させて持ち出した場合にはそうした履歴は残らない。


 


 一時、役所で職員の一人一人へPCが配布されていないIT化初期の頃には自己所有のPCを役所へ持ち込み、仕事が終わると私物として持ち出すことが普通に行われていた時期があった。しかし情報流出が事件となりだした頃から、どこでも役所へ私物の PC持ち込みが禁止となり職場の一人一人へPCが行き渡った。 そのため部外へ持ち出したPCから情報が漏えいすることはなくなった。しかし今度はUSBメモリーだ。


 


 検察に勤務する者で何処までが公で、何処からが私なのかの区別がつかないはずがない。気の緩みといわれても仕方ないだろう。それとも他人には厳しく身内には甘い体質が伝統的に残っているのだろうか。



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