小川氏が旧立憲党の「葬儀委員長」になったかのように見えたのは私だけだろうか。

<中道改革連合の代表選は13日、東京・永田町の党本部で投開票され、立憲民主党出身の小川淳也氏(54)=香川1区=が、同党出身の階(しな)猛氏(59)=岩手1区=を破って新代表に選出された。衆院選惨敗からの党再建が急務となる。任期は2027年3月まで。
◎高市政権に「伝家の宝刀」すら抜けない…多弱野党、始まる暗中模索
◎中道代表選は分断回避を最優先 推薦人ゼロ、公明側から立候補せず
 代表選は、党所属国会議員49人(立憲出身21人、公明党出身28人)が投票。小川氏が27票、階氏が22票を獲得した。
 小川氏は代表に選出された後、議員らを前に「国民生活の安定と将来への見通しをしっかりと提起し、今の安心、将来への希望を提供することが最大の目標だ」とあいさつした。
 小川氏は代表選に先立ち、記者団の取材に応じた。憲法改正についての考えを問われ、「とにかく憲法に手をつけたいという観念的な改憲論にはくみしない」としたうえで、「憲法改正の必要性があれば、拒むものではない。自衛隊の明記はあり得ることだと思っているが、戦後80年、冷静に議論のテーブルにのりにくかったテーマだ」とも語った。
 代表選は、衆院選での惨敗を受けた野田佳彦、斉藤鉄夫両共同代表の辞任に伴って実施された。新代表には、18日召集の特別国会で、高市早苗政権と対峙(たいじ)する野党第1党としての存在感を示せるのかが問われる。立憲と公明の融和、両党に残ったままの参院議員や地方組織の中道への合流、27年春の統一地方選挙への対応など課題は山積している>(以上「朝日新聞」より引用)




中道の新代表に小川淳也氏 憲法改正問われ「自衛隊の明記あり得る」」との見出しに「党再建は道遠し」だと思わざるを得ない。そもそも中道改革連合という党名や公明党との連合など、民主的な手続きで進められたのだろうか。
 いや、民主的といえば公明党そのものが民主的な党だろうか。一度でも公明党に所属する国会議員や地方議員による代表選を実施したことがあるだろうか。年に一度でも全議員総会を開催して、党の方針や政策決定したことがあるだろうか。

 民主的でない政党が、いかなる手続きを経て政策を決定して来たのだろうか。そして民主的な手続きを尊重して来た立憲党が、なぜ突如として宗教団体を支持母体とする公明党と連合を組むことになったのか、国民にとっては青天の霹靂でしかない。
 そうした丁寧な説明をし、元代表の野田氏は立憲党を長年支持して来た支持者たちにお詫びをし、このたび落選した国会議員の地元を巡って「お詫び行脚」をすべきではないか。そして「なぜ歴史的大敗をしたのか」と真摯な反省をして、今後も「中道改革連合」体制を維持するのかを含めて、旧立憲党の新代表選に臨むのが筋ではなかったか。

 野田執行部が党員総会も経ずに、突如として公明党と「連合」を組むことにしたのは暴挙以外の何物でもない。民主党の名を残している限り、立憲党は民主的な手続きを尊重すべきだった。そして広く支持者の声を聴いて「連合」を組むべきか、決断すべきだった。
 立憲党は何か勘違いしていないだろうか。「1+1=2以上」という算式に惑わされて、民主主義とは「水と油」の宗教団体を支持母体とする政党と「連合」することに合理的な説明が出来るのか。確かに自民党は公明党連立政権を組んでいたが、「連合」して政党まで一つにしてはなかった。自民党は自民党として組織を堅持し、公明党とは一線を画していた。なぜ、そうした自民党的手法をマネしなかったのだろうか。

 さて新代表になった小川氏だが、国民の多くは何も期待しないだろう。なぜなら小川氏はかつてテレビ番組で「経済成長は必要か」とか「消費税は25%にすべきだ」といった暴論を吐いた御仁だ。そうした過去の発言を検証する限り、小川氏に国民は何を期待できるというのだろうか。
「拙速」という言葉があるが、まさに「拙速」そのものだ。なぜ野田氏と斎藤氏は早々と代表を自任して「責任追及の場」から逃げたのか。屍累々たる惨状を目の前にして、早々に舞台から降りるとは、何たる無責任な所業だろうか。なぜ落選議員の地元へ足を運んで、長年立憲候補を支持して来た支持者たちの「恨み節」に耳を傾け、真摯に反省しなかったのだろうか。そうしてこそ、敗北の原野から立ち直る道筋が見えてくる、というものではないか。党「連合」を維持することが立憲・公明の両党にとって良いことなのか。根本的な問いかけから為すべきではないか。それも広く党員各位や支持組織各位の意見を聞いて判断すべきではないか。

 しかし、そうした手続きを経ないで、次の段階へ進んだ中道に国民の広範な支持が戻るとは決して思えない。党の存在意義を失った政党は消え去るのみだ。旧社会党が衆院議席ゼロになったように、旧立憲党の議席がゼロになることもあり得ないことではない。公明党の肥やしになって消えゆくのみの政党に、旧立憲の支持者が戻るとは思えない。新代表になった小川氏が旧立憲党の「葬儀委員長」になったかのように見えたのは私だけだろうか。

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