核開発に関する「アメリカ-イラン会談」は実現するのか。
<イランのアラグチ外相は7日、中東に展開されている米軍がイランを攻撃した場合、同地域の米軍基地を攻撃すると表明した。基地が置かれている国への攻撃と見なすべきではないとも強調した。中東の衛星テレビ、アルジャジーラに対して述べた。
両国は6日、オマーンで核開発問題を巡り高官協議を行い、今後協議を継続することで合意した。
両国は6日、オマーンで核開発問題を巡り高官協議を行い、今後協議を継続することで合意した。
米国とイランの政府高官は6日、中東オマーンの首都マスカットで核開発問題を巡り協議を行った。協議は米軍が中東海域に大規模な戦力を展開する中、オマーンの仲介による間接交渉の形で実施。イランのアラグチ外相は「交渉は良いスタートを切った」とし、協議継続で合意したと明らかにした。
米国からはウィットコフ中東担当特使のほか、トランプ大統領の娘婿クシュナー氏が参加。アラグチ外相は協議終了後「協議継続で合意した。今後の進め方については両政府で調整し、決定する」と述べた。さらに「このプロセスが続けば、理解に向けた良い枠組みに到達するだろう」という認識も示した。
同時に「信頼の欠如は交渉中の大きな課題であり、克服する必要がある」とも指摘。「いかなる対話も、脅迫や圧力を控えることが必要だ。イランは米国と核問題のみについて協議する。他のいかなる問題についても交渉しない」と述べ、ミサイル開発プログラムを巡る交渉を事実上拒否した。
仲介役を務めたオマーンのバドル外相は、協議は「極めて真剣なものだった」とし、協議結果については両国政府が慎重に検討すると指摘。適切な時期に協議を再開することが当面の目標になっていると語った。
この日の協議についてイランから説明を受けた中東地域の外交筋はロイターに対し、米国が求めているウラン濃縮停止をイランが拒否したと明らかにした。ただ濃縮のレベルと純度などについては協議する用意があると伝えたという。米国は「イランのウラン濃縮を巡る立場を理解しているように見え、イランの要求に一定の柔軟性を示した」としている。
また、今回の協議でイランのミサイル問題は取り上げられなかったとしている。
米国とイランが協議継続で合意したことを受け、中東での軍事衝突を巡る当面の懸念は和らいだものの、トランプ米政権がイランを再び攻撃する懸念は払しょくされていない。イランがミサイルを巡る問題を含む防衛能力の協議を拒否する中、軍事行動の回避に向け、困難な交渉が予想されている。
イランとの協議を進める中でも米国はこの日、イラン産の原油、石油製品、石油化学製品の不正な取引への関与が疑われる15団体のほか、制裁措置を回避して原油などを輸送するタンカー群「影の船団」に属すると疑われる14隻の船舶に制裁を科すと発表した。
今回の協議は当初、トルコのイスタンブールで行う予定だった。米国は核問題のほか、弾道ミサイル開発なども議題とする意向だったが、イランは核問題に限定するよう主張し、場所もオマーンに変更するよう求めた。
アラグチ氏は次回の協議の日程はまだ決まっていないと述べたが、トランプ米大統領は来週前半にも行われる可能性があるとしている。アラグチ氏は双方が「協議は早期に行われるべきと考えている」と述べた。
また「いかなる対話も脅迫や圧力を控えることが前提だ」とし、「(イランは)核問題のみについて協議する。米国とは他のいかなる問題も議論しない」と述べた。
米国は昨年6月、イランの核施設を攻撃し、イラン側は報復としてカタールにある米軍基地にミサイル攻撃を行った。
アラグチ氏は米軍が再び攻撃を行えば、同様の対応を取る可能性があると言及。「米本土を攻撃することは不可能だが、中東地域の米軍基地を標的にする」と述べた。同時に「近隣諸国を攻撃するのではない」と強調した>(以上「REUTERS」より引用)
米国からはウィットコフ中東担当特使のほか、トランプ大統領の娘婿クシュナー氏が参加。アラグチ外相は協議終了後「協議継続で合意した。今後の進め方については両政府で調整し、決定する」と述べた。さらに「このプロセスが続けば、理解に向けた良い枠組みに到達するだろう」という認識も示した。
同時に「信頼の欠如は交渉中の大きな課題であり、克服する必要がある」とも指摘。「いかなる対話も、脅迫や圧力を控えることが必要だ。イランは米国と核問題のみについて協議する。他のいかなる問題についても交渉しない」と述べ、ミサイル開発プログラムを巡る交渉を事実上拒否した。
仲介役を務めたオマーンのバドル外相は、協議は「極めて真剣なものだった」とし、協議結果については両国政府が慎重に検討すると指摘。適切な時期に協議を再開することが当面の目標になっていると語った。
この日の協議についてイランから説明を受けた中東地域の外交筋はロイターに対し、米国が求めているウラン濃縮停止をイランが拒否したと明らかにした。ただ濃縮のレベルと純度などについては協議する用意があると伝えたという。米国は「イランのウラン濃縮を巡る立場を理解しているように見え、イランの要求に一定の柔軟性を示した」としている。
また、今回の協議でイランのミサイル問題は取り上げられなかったとしている。
米国とイランが協議継続で合意したことを受け、中東での軍事衝突を巡る当面の懸念は和らいだものの、トランプ米政権がイランを再び攻撃する懸念は払しょくされていない。イランがミサイルを巡る問題を含む防衛能力の協議を拒否する中、軍事行動の回避に向け、困難な交渉が予想されている。
イランとの協議を進める中でも米国はこの日、イラン産の原油、石油製品、石油化学製品の不正な取引への関与が疑われる15団体のほか、制裁措置を回避して原油などを輸送するタンカー群「影の船団」に属すると疑われる14隻の船舶に制裁を科すと発表した。
今回の協議は当初、トルコのイスタンブールで行う予定だった。米国は核問題のほか、弾道ミサイル開発なども議題とする意向だったが、イランは核問題に限定するよう主張し、場所もオマーンに変更するよう求めた。
アラグチ氏は次回の協議の日程はまだ決まっていないと述べたが、トランプ米大統領は来週前半にも行われる可能性があるとしている。アラグチ氏は双方が「協議は早期に行われるべきと考えている」と述べた。
また「いかなる対話も脅迫や圧力を控えることが前提だ」とし、「(イランは)核問題のみについて協議する。米国とは他のいかなる問題も議論しない」と述べた。
米国は昨年6月、イランの核施設を攻撃し、イラン側は報復としてカタールにある米軍基地にミサイル攻撃を行った。
アラグチ氏は米軍が再び攻撃を行えば、同様の対応を取る可能性があると言及。「米本土を攻撃することは不可能だが、中東地域の米軍基地を標的にする」と述べた。同時に「近隣諸国を攻撃するのではない」と強調した>(以上「REUTERS」より引用)
相変わらず米国とイランの関係は緊張状態にあるようだ。「イラン、中東の米軍基地標的に 米が攻撃なら=外相」と、イランも一歩も退かない態度を示している。実際に石油輸出を制裁されたなら、イラン国家財政は破綻するしかないからだ。
記事によると「イランのアラグチ外相は7日、中東に展開されている米軍がイランを攻撃した場合、同地域の米軍基地を攻撃すると表明した」という。しかし、中東に展開する米軍基地を攻撃しただけでは終わらない。その見返りにイランは必ず米軍の反撃を受けると想定するしかなく、ハメネイ師体制は再び大きく揺らぐことになる。
現在、全国に広まった反政府暴動は軍隊により鎮圧されているが、何かの切っ掛けで再び起きないとも限らない。米国はいかなる手段を講じようと、イランの核開発を阻止したいようだ。さもなくば、イランは核兵器を対イスラエルやサウジアラビアに使う誘惑に勝てなくなるからだ。
絶対的な優位をイランが手に入れる手段は核兵器しかない、とハメネイ師は考えているだろう。それは北朝鮮に学ぶまでもなく、核兵器を手に入れてしまえば米軍による直接的な攻撃を回避できるからだ。だからイランは核開発を結して諦めることはないだろう。それでも核協議に限定した米国との会談を受け容れると表明したのは原油輸出を止められることを恐れているからだ。
米国はトランプ氏のSNSを通じて今週中にもイランと核開発に関する協議を行う用意があると表明しているが、イラン当局は核開発に限定した協議でなければならない、としている。それは現段階でイランはICBMを持っていないたる、核兵器を開発したとしても米国に脅威を与えることが出来ないからだ。北朝鮮並みにミサイル開発も同時進行させなければ対米核抑止力を獲得したと云えないからだ。
しかし、米国にとってイランにミサイル開発を許すことなど出来ない。イランは会談場所をオマーンに指定したが、そこでの会談は核開発に限定した協議になるのか、まだ未確定の要素があるため会談が確実に実現するとは云えないようだ。いずれにせよ、中東の平和のためにハメネイ師が言を左右する時間はそれほど残されていない。米国はイランに対する経済制裁をいつでも課すために空母打撃群を派遣している。