試験艦「あすか」に未来の大砲「レールガン」が搭載される

試験艦「あすか」に未来の大砲「レールガン」が搭載される
 海上自衛隊の試験艦「あすか」に、防衛装備庁が開発を進めている新装備「レールガン」とみられる砲塔が搭載されました。 
 「あすか」は、海上自衛隊の艦艇に搭載する様々な装備品の各種試験を行っている艦艇で、同型艦はありません。1995(平成7)年3月に就役し、1隻のみが配備されています。母港は横須賀基地(神奈川県横須賀市)です。 
「あすか」に搭載されたレールガンは今月に入り、海上自衛隊やアメリカ海軍の艦船を間近で見られる人気の観光船「YOKOSUKA軍港めぐり」の乗船者からも目撃されており、カバーをかけられていることもあるようです。 
 レールガンとは、電気エネルギーで弾丸を放つ砲のことで、「電磁砲」とも呼ばれます。火薬を使う従来の砲よりも、弾丸の初速を大幅に向上させることが可能。弾丸が小さく、探知されにくい利点もあります。防衛装備庁はレールガンを、戦闘様相を一変させる可能性を持つ「ゲーム・チェンジャー」として位置付けています。 
 SF作品でお馴染みの兵器ですが、防衛装備庁は研究用の試作レールガンを製造しており、2023年に洋上射撃試験も実施されています。 
 レールガンは、これまでの兵器では対処が難しい「極超音速誘導弾」などに対する防空や、艦艇や地上目標に対して回避が困難な打撃手段として使われる見通しです。まずは小口径のレールガンでデータを取得した後、中口径レールガンの開発が想定されています>(以上「のりものニュース」より引用)




 研究・試作段階だったレールガンが実際に艦艇に装備される。「海自の艦艇に搭載された「未来の大砲」を激写!SFの世界が現実に!? 戦闘を一変させる革新的な兵器」との見出しが新鮮だ。
 レールガンが最初に洋上発射実験を行ったのは2023年夏で、それ以後も改良が加えられていた。今回、海上自衛隊の試験艦「あすか」にレールガンの砲塔が装備されることで、いよいよ本格的な実用試験段階に入ったのではないかと思われる。

 云うまでもなく、レールガンは兵器としては勿論のこと、超高速滑空核ミサイルを迎撃できる現段階では唯一の防衛兵器だといわれている。弾丸の発射速度がマッハ5.8以上で、射程距離が200kmと、従来の砲とは比較にならない異次元の兵器だ。
 もちろん超高速滑空ミサイルですら撃墜できる。レールガンを攻撃に使えば、小さな弾丸を撃ち落とすことは不可能なため、ジェット戦闘機の攻撃すら無力化できる。文字通り「防衛装備庁はレールガンを、戦闘様相を一変させる可能性を持つ「ゲーム・チェンジャー」として位置付けてい」るというが、まさにその通りだ。

 さらに原理的にはレールガンと同じローレンツ力を使った、粒子加速器を武器仕様にした砲を防衛装備庁が開発しているメガ粒子砲も試験段階で20mmの鋼鉄の板を貫通させている。メガ粒子砲の弾丸はレールガンよりもより速く、ほとんど光速に近いためメガ粒子を迎撃することは全く不可能だ。
 そうした「ゲームチェンジー」兵器を日本は世界に先駆けて開発している。それも近隣諸国が核武装して日本の防衛を脅かしていることに対して、日本防衛のために必要不可欠な核ミサイル攻撃から日本国民を守るための兵器開発に専念して来た結果だといえよう。

 「あすか」に装備されたことから、レールガン発射に必要な大容量の電力が通常エンジン艦でも供給できることになったようだ。空母に電磁カタパルトを装備するためには電力供給の点から原子力空母でなければ無理だとされていた。しかし同じように大量の電力が必要なレールガンを「あすか」が搭載することから、その隘路も解決できたと思われる。
 尤も電力に関しては三菱重工が開発した「マイクロ個体原子炉」で解決できると思っていた。マイクロ個体原子炉一基が1,000kw/hの発電能力を持っているため、必要な電力に達する基数だけ艦艇に搭載すれば良い。

 核ミサイルが日本の開発した防衛兵器で無力化できるなら、世界全ての国が核兵器を廃棄するだろう。なぜなら核兵器は金食い虫で、通常戦では役に立たない無用の長物だからだ。そして最終兵器として「脅し」に使用できる、と踏んでいた独裁者たちも、核兵器が無力化されれば「核による脅し」も効かなくなる。
 そうすると核兵器を保有している意味がなくなる。核なき世界は日本が開発している防衛兵器が実現することになる。まさに「ゲームチェンジャー」ではないか。

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