松本氏が文芸春秋社を訴えて、いよいよ性加害疑惑が公式の場で解明される。

TV局の“松本人志離れ”が「文春5億円訴訟」で急加速…スポンサーが嫌悪、番組打ち切り続々
「ダウンタウン」の松本人志(60)が22日、「週刊文春」による一連の性加害疑惑報道をめぐり、発行元である文芸春秋社に対し、名誉毀損による損害賠償と謝罪広告の掲載などを求めて東京地裁に提訴した。松本個人による提訴となり、請求額は約5億5000万円。
 しかし「裁判の行方とは関係なく、テレビ局では、活動休止を宣言している松本離れが急速に加速する」というのは民放キー局編成関係者。
「文春サイドも『一連の報道には十分に自信を持っている』と第2、第3弾では新たな被害者女性らに松本から受けた性被害の実態を赤裸々に語らせています。すでに7人もの被害者女性が現れた。裁判は確実に長期化するでしょう。仮に松本が裁判に勝ったとしても、慰謝料や損害賠償額は民法上の範囲内。億単位の数字なんておそらくなりません。それ以上に、まずスポンサーが嫌がります」

浜田雅功にもパワハラ疑惑
 テレビ局ではすでに“ポスト松本”を見据えた話し合いも行われているという。今年こそ復活と大きな期待を寄せられていた大晦日の特番「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!絶対に笑ってはいけない」シリーズ(日本テレビ系)の関係者はこう話す。
「これで完全に打ち切りですよ。『ガキ使』の過去作はグループ会社のHuluで視聴できるが……。新作は、ネットオリジナル番組だとしても、もう二度と作られることはないでしょう。松本はこの番組の制作にもかかわっていますが、吉本興業の内部でも松本と対等に話が出来るスタッフが存在しないようです。松本の真意を測れるものが誰もいない。『笑う大晦日シリーズ』の視聴率はいまひとつなので、今年は、本格的なテコ入れを検討していくことになると思います」
 当然、同局で毎週日曜日に放送されている「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」の扱いも微妙となるという。
「相方の浜田雅功が回していくと息巻いているが、ピンでそこまでの話芸があるかどうか。しかも、浜田自身も女性スキャンダルやパワハラ疑惑の噂が絶えない。同番組も最近は視聴率が低迷し世帯視聴率は2~3%台。大晦日の『ガキ使SP』の可能性があったからダラダラと延命していたような番組。年末の可能性がなくなった今すぐにでも打ち切りたいのが日テレの本音でしょう。あと2本ある「水曜日のダウンタウン」(TBS系)、「ダウンタウンDX」(日テレ系)のコンビでのレギュラー番組、そして松本ピンでの番組も、いずれ打ち切りの方向に舵を切ることになると思います」(前出の関係者)
 テレビ界の松本離れは想像以上に加速しそうだ>(以上「日刊ゲンダイ」より引用)



 松本氏が文芸春秋社を相手取って、名誉棄損による5億5千万円の損害賠償と謝罪広告の掲載などを求めて東京地裁に提訴した。これで松本氏の「性加害」疑惑の真偽が正式の場で明らかにされることになった。
 これまでは公序良俗に反するか否か、といったグレーゾーンでの推測でしかなかった。週刊誌報道が性加害に当たるのか、街の雀たちが囀っていた。いずれにせよ、松本氏は謝罪会見なり謂れなき名誉棄損で提訴すべき立場にあったのだから、疑惑が解明され社会規範によって裁かれることになったのは良いことだ。

 しかし松本氏による性加害疑惑は松本氏の個人的な問題ではない。「性の上納」という忌まわしい習慣が芸人仲間にあったのではないか、という疑惑にまで拡大している。しかも松本氏の性加害疑惑に関与して「性の上納」等に加わっていた芸人仲間はすべて吉本興業所属芸人だったという点も見逃すことは出来ない。
 日本最大の芸能プロダクションの所属芸人が性加害疑惑を各地で展開していた、という疑惑は日本国民を驚愕させる。彼らは「笑い」を武器に若い女性を虜にして、彼女らを性の「道具」と見做して欲望のはけ口にしていたのではないか、というオゾマシイ構図が見えてきた。

 しかも松本氏の性加害疑惑は今に始まったことではないようだ、という。少なくとも30年以上も前からあったことだという。当然、吉本興業の幹部も承知していたことではないだろうか。あるいは「そうした噂」を聞いていたのではないだろうか。
 吉本興業が普通の企業であれば、社員が一般女性を「飲み会」に誘い、常習的に性加害を行っていたと知れば、真っ先にその社員を懲戒解雇にしていたはずだ。いかに稼ぎ頭だといっても、企業の社会倫理に照らして公序良俗に反する者は排除するのが普通の企業ではないだろうか。つまり吉本興業は普通の企業ではない、ということになりはしないだろうか。

 さらに、松本氏を各種番組の「冠」に起用していたテレビ局や広告宣伝企業は松本氏の性加害疑惑を知らなかったのだろうか。あるいは紙媒体のマスメディアも松本市たちの性加害疑惑を知らなかったのだろうか。30年以上も常習的に行なわれていた「若い女性を交えた飲み会」が性加害疑惑の入り口だった、という噂すら知らなかったというのだろうか。あるいはテレビ局や広告宣伝企業、さらには紙媒体のマスメディアでは芸人の性加害疑惑は「付き物」として見逃すのが常態化していたのだろうか。
 忌まわしい言葉に「枕営業」という言葉がある。噂として芸能界では「枕営業」が常態化しているのではないか、聞くことがあった。「火のないところに煙は立たない」という。一部の者が「枕営業」を役得として性を食い物にしていたのではないだろうか。あるとすれば、そんなことは断じて許されない。不埒な連中がゴソゴソと蠢いて、若い女性に「枕営業」を持ち掛けて来た実態があるのかどうか、切り込むマスメディアが皆無だったのはなぜだろうか。

 松本氏の性加害疑惑は隠微な雰囲気が漂う芸能界とその周辺企業を浄化する一つの契機になるだろう。週刊文春は松本氏から名誉棄損で訴えられた。その裁判の過程で確たる証拠を提出して、松本氏の性加害疑惑が吉本興業の「悪しき体質」の結果であったのかどうかまで明らかになれば、業界全体の浄化にとって大きなエポックになるのではないだろうか。

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