レールガンは核軍縮を達成する防衛兵器だ。

<防衛装備庁は2023年12月1日、開発を進めている「レールガン」(電磁砲)について最新の状況などを報告する動画をYouTubeに掲載した。
 レールガンとは既に従来火砲を大きく超える、2297m/秒(約マッハ6.7)の初速で、重量約320gの弾丸を発射できる能力を達成している(出所:防衛装備庁の公式YouTube動画からキャプチャー)
 レールガンは電気エネルギーから発生する磁場を利用して弾丸を打ち出す兵器である。具体的には、並行する2本の導体のレールを用意して、その間に電機子と弾丸の接合体を配置。この電流経路にパルス状の大電流を流すとレールの周りに強力な磁界が発生。同時に磁界と垂直方向の電機子に電流が流れるため、電機子には電磁力が働く。弾丸は電機子と共に加速されて、高速で打ち出される。発射後、弾丸と電機子は分離する。火薬を用いる従来の火砲と比較して、弾丸の初速を大幅に高めることができる点が最大の特徴だ。

レールガンの仕組み
 2本の導体のレールを用意して、その間に電機子と弾丸の接合体を配置。この電流経路にパルス状の大電流を流すことによって発生する電磁力で、弾丸を電機子と共に高速で打ち出す(出所:防衛装備庁の公式YouTube動画からキャプチャー)
 発射後に弾丸と電機子は分離 中央にあるのが弾丸でその後ろにあるのが電機子。上下にあるのが装弾筒(出所:防衛装備庁の公式YouTube動画からキャプチャー)
 同庁では2016年度に電磁加速システムの研究試作を開始。2021年までに口径40mmの中型レールガンを試作している。開発では火砲として高速な戦車砲の1750m/秒を上回る弾丸初速2000m/秒以上を目標に設定。既に2297m/秒(約マッハ6.7)の初速で、重量約320gの弾丸を発射できる能力を達成している。従来の火砲と比較して撃破能力を大幅に向上すると同時に、より長い射程にも対応できる>(以上「日経XTex」より引用)




電磁砲で複数枚鋼板を打ち抜き、防衛装備庁が最新状況報告」との記事を日経XTexが掲載した。レールガンは日本が誇る最先端の防衛兵器だ。もちろん攻撃にも利用できるが、その特性から飛来する敵ミサイルを迎撃するのに向いている兵器だ。
 火薬の代わりに電磁力を利用して弾丸を発射するから、電力を増やせば弾丸スピードは増すが、その場合はアーク現象が起きて弾丸を射出するレールや砲身が激しく摩耗し損傷する。だが発射速度2,000/sec以上の超高速を実現し連続発射120発をクリアしている。

 今後も技術開発を進めて連続発射2,000発以上を達成する必要がある。そうすればレールガンをイージス艦などの艦艇に搭載して北朝鮮や中国からの核ミサイルを無力化できる。陸上の各地にもレールガン防衛基地を建設して、日本を攻撃する核ミサイルを迎撃する態勢づくりをすべきだ。
 さらに先進自由主義諸国にもレールガンの技術を供与して、世界中の核兵器を無力化することも可能だ。そうすれば核大国として威張っている国々も無力化された核兵器を大量に貯蔵して維持・管理する「愚行」を止めるだろう。核軍縮は会議によって達成されるのではなく、核兵器を無力化することによって達成されるだろう。

 ただし、それはミサイルに搭載して核攻撃する場合にだけ有効な対抗策だ。核弾頭を秘かに持ち込んで自爆テロを行う場合には対処できない。だから核弾頭の監視を止めることは出来ないし、核拡散を止める努力を怠るわけにはいかない。
 国際的なウランやプルトニュウムなどの核兵器を製造する材料の移動に関して国際的に総量監視を行う必要がある。もちろん原発も巨大な核兵器だと見なせば、原発へのドローン攻撃から防備するためにドローン迎撃用のレーザー砲の開発も怠ってはならない。既に技術的には問題ないようだが、今後は射程距離を延ばす研究と飽和攻撃に対応できるレーザー砲を開発しなければならない。

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