「ベストマザー賞」とは何か。

<広末涼子の不倫報道以来、話題になっているのが「ベストマザー賞」である。歴代受賞者たちのお騒がせ率があまりに高すぎて、逆に同賞を受賞すると不吉なことが起こると、ネット上では「ベストマザーの呪い」とまでいわれている。
 歴代の受賞者を調べると、2008年の第1回では少子化担当大臣だった小渕優子(49)が受賞したが、14年に政治資金問題で経産相を辞任。09年に受賞した今井絵理子(39)は17年に当時神戸市議だった橋本健氏(43)との「新幹線手つなぎ不倫」が発覚。

■離婚組も多数
 中でも離婚率は高く09年受賞の黒田知永子(62)、10年受賞の蓮舫(55)、11年受賞の清原亜希(現・亜希=54)、19年受賞の吉瀬美智子(48)とズラリ。14年受賞の小倉優子(39)も22年に2人目の夫と離婚。21年受賞の篠田麻里子(37)も今年3月に離婚したばかりで「受賞後離婚」は後を絶たない。
 浮気がらみでは、モーニング娘。の後藤真希(37)が19年に不倫が報じられ、自身のブログで謝罪。当時、3歳の長女、2歳目前の長男がいたことで“ベストマザーが火遊び”と話題になった。篠田麻里子も離婚前に報じられたのは深夜まで飲み歩く姿だった。
 21年受賞の三浦瑠麗(42)は夫が逮捕され、10年に受賞した江角マキコ(56)は「マネジャーに対するパワハラ落書き騒動」で17年に芸能界を引退するも、今度は息子の通う名門インターナショナルスクールの理事長を懐柔したと理事長家族に提訴されるなど、いまだ騒動の渦中。ネット上の「こんなに世間を騒がせる人をいいママとは呼べない」という意見ももっともである。家族問題評論家の池内ひろ美氏がこう言う。
「賞の意図として“お母さんになってもすてき”“魅力的”であるということを伝え、子供を持つ母親を元気にすることが目標なのだと思います。ただ、すてきなママでも“子供にとっていい母親”かどうかは別。芸能界の方は仕事ができて、ある意味“稼ぐ力”があるから、離婚も決断できるし、自分の本当にやりたい道を選べるのも事実です。恋をすることは否定しませんが、子供に知られている、子供が我慢を強いられている状況というのはベストマザーとは言い難いのではないでしょうか」
 今は父親も積極的に家事・子育てに参加が当たり前の時代。もはや“ベストマザー”という概念が時代遅れではないか>(以上「日刊ゲンダイ」より引用)




 ベストマザー賞という概念が時代遅れというべきではないか。「活躍する女性」を称賛する賞であれば、活躍する女性は社会規範に対しても果敢に挑戦するであろうし、性に対して他人への迷惑も顧みないチャレンジャーであってもおかしくない。
 ただ、その賞をニギニギシク観衆の前で授与するほどのことだろうか。「活躍する女性」は社会の注目を浴びる女性だけではないはずだ。結婚していようがしていまいが、子育てしていようがしていまいが、そんなことを選定基準にするのは明らかに女性に対する「差別」ではないだろうか。

 だから結婚や子育てに関係なく、活躍する女性を褒め称える、のは喜ばしいことだが、女性であることを選定基準にするのは「性差別」に当たらないだろうか。昨今のLGBT法に照らせば、マザーであることや女性であることを選定基準の一つにすること自体が差別ということになる。
 「ベストマザー賞」の受賞者である広末涼子氏が不倫報道で世間の批判を浴びている。しかし「ベストマザー賞」はマザー(母親)としてベストなのであって、必ずしも社会規範に照らしてベストではないかも知れないとも考えてみるが。

 しかし「ベストマザー賞」を受賞したお母さんが不倫しては母親としてもいかがなものだろうか。子育てよりも恋する女でいたい、との思いを優先するのはベストマザーとは云い難いだろう。
 ただ離婚するのはパワハラな父親から子供たちを守るためなら「アリ」かも知れない。犯罪行為に走る反社会的な父親から子供たちを守るために離婚するのも「アリ」かも知れない。しかし普通なら父母が揃って子育てを協力する方が良いに決まっている。そうした家庭を築くために努力し、一人前に子供たちを育て上げた母親こそ「ベストマザー」ではないだろうか。そうした意味なら、市井の無名の女だが、私の妻もベストマザー賞に相当すると思う。

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